UR賃貸は女性の一人暮らしにアリなの?ナシなの?徹底的に調べました!
こんにちは。
引越し経験5回、一人暮らし歴10年目のアラサー女子チヒロです。
最近TVで「UR賃貸」のCMをよく目にしますよね。
で、UR賃貸ってどういうものなの?
普通の賃貸物件となにが違うの?
女性の一人暮らしにURって選択肢はありなの?
という疑問を解消するために、徹底的に調べてみました。
その結果「UR賃貸はとてもお得で、女性の一人暮らしのお部屋の選択として十分あり得る」という結論になりました。
この記事では、実はお部屋を借りたい人にとてもやさしいメリットがあり、お得感が満載で、「IKEA」「東急ハンズ」「無印良品(MUJI)」とコラボしたオシャレで素敵なリノベーション物件もある、知らなきゃソン!しちゃうかもしれない、UR賃貸物件の魅力について徹底的にわかりやすく解説しています。
それでは、よろしくお願いします。
関連記事:
・UR賃貸には「IKEA」とコラボした素敵にリノベーションされたお部屋があるんです!
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もくじ
そもそもUR賃貸ってなに?
一言でいうと国が運営する公営住宅=団地です。
「え? 団地ってなんか……古くさいイメージ……」
「ファミリーで住む所じゃないの?女性の一人暮らしで団地ってどうなの?」
「実際に住むメリットってあるの?家賃はいくらなの?お得なの?」
と、女性の一人暮らしに団地というイメージはあまりわかないと思います。
実際に私も今までそうでしたので、お部屋の選択肢として考えてはいませんでした。
ですが!
よ~く調べてみたところ、それは「団地に対する勝手な思い込み」であったのだということが分かりました。
UR賃貸の5つのメリット+α
1:礼金なし! 2:仲介手数料なし! 3:更新料なし! 4:保証人不要! 5:原状回復費の負担が明確! |
(1)~(5)の条件がそろうことは、民間の賃貸マンションやアパートではまずありえません。
あっても個別で(1)の礼金なしか、まれに(4)の保証人不要ぐらいです。
(5)の原状回復費の負担が明確というのも、地味なようですが実は大きなメリットです。
この5つのメリットのお得感について詳しく説明します。
礼金が必要ありません!
一般的には民間のマンションやアパートのお部屋を借りる場合、(*)礼金は家賃の1~2ヵ月が必要となります。
(*)礼金とは?
民間のお部屋を借りる場合に家主(貸主・大家さん)に支払う、お部屋を貸してくれてありがとうというようなお礼のお金のこと。
基本的に「敷金」は退去時(お部屋を出ていく時)に返却されますが、「礼金」は返却されません。
つまり、家賃6万円のお部屋を借りる場合、UR賃貸の場合は6万円~12万円の礼金がいらない、ということになるのです!
敷金のように返却されない礼金がかからない。
これは非常に助かる・初期費用の節約になる、借主にやさしいメリットです。
ただし敷金は賃料の「2ヵ月分」は必要になります。
といっても、民間のマンションやアパートのお部屋を借りる場合でも、基本敷金は1~2ヶ月はかかりますので、決して高いわけではありません。
そして、敷金なのですが、UR賃貸内の引越しであれば繰り越しができてしまうのです!
つまり、
【(A)UR賃貸物件⇒(B)UR賃貸物件】へと引越しをする場合、(A)の時に支払った敷金2ヵ月分から原状回復費(お部屋の修理費用)など差し引いた額が、(B)のときの敷金の額としても適用されるということなのです。
具体的な金額で説明しますと、
(A)UR物件:家賃6万円の場合は敷金2ヵ月=12万円
敷金:12万円-原状回復費:2万円=10万円
この10万円が引越し先の(B)UR物件の敷金に利用できる、ということなのです。
(B)物件:家賃7万円の場合は敷金2ヵ月=14万円
敷金2ヵ月分:14万円-(A)の敷金残額:10万円=4万円
(B)では敷金として4万円を支払えばいいのです。
(A)の敷金:12万円+(B)の敷金:4万円=16万円
で済む、ということになります。
ちなみに民間の物件で(A)⇒(B)へと引越しをした場合、
(A)物件:家賃6万円の場合は敷金2ヵ月=12万円
(B)物件:家賃7万千円の場合は敷金2ヵ月=14万円
(A):12万円+(B):14万円=支払う敷金:26万円
という金額がかかります。
敷金だけでも10万円という差額が生じるのです。
10万円てとても大きな金額ですよね。
家電でしたら、新品の冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・テレビが買いそろえられる金額です。
家具でしたら、ワンランク上の素敵なソファが買えてしまいます。
さらに!
年に数回行われるキャンペーンでは物件によって、
・敷金が2ヵ月⇒1ヵ月と割引に!
・最大2ヵ月間フリーレント(2ヵ月間家賃が無料)!
・5年間も家賃が割引!
礼金が無料なだけではない、出だしからUR賃貸お得感満載です。
この条件だけでも、UR賃貸物件をチェックしてみる価値は十分にあるのではないかと思います。
仲介手数料がいりません!
民間のマンションやアパートを借りる場合、お部屋を紹介して頂いた不動産業者に仲介手手数料(お部屋紹介手間賃)として、家賃の0.5~1ヵ月が必要となります。
民間の不動産業者で家賃6万円のお部屋を借りたい場合は、仲介手数料が3万円~6万円は必要になる、ということです。
この金額もUR賃貸の場合はかかりません!
無料なんです!
更新料がありません!
民間のマンションやアパートを借りている場合、基本的には2年ごとに「更新料」というものが発生します。
更新料とは「継続してお部屋を借りますので、よろしくお願いします」というような意味で貸主(大家さんなど)に支払う金額で、家賃の1ヵ月分が相場です。
6万円のお部屋を借りている場合は「2年ごとに更新料として6万円を支払う」必要がある、ということです。
この更新料もUR賃貸では必要ないのです!
ここで、いったん【礼金なし】【仲介手数料なし】【更新料なし】のUR賃貸物件を借りた場合どれぐらいの金額が、民間の物件と比べてお得になるのか? を、具体的な金額で比較し整理してみたいと思います。
*家賃6万円の「民間のマンション・アパート」などのお部屋を借りた場合。
礼金(家賃の1~2ヵ月):6~12万円 敷金(家賃の1~2ヵ月):6~12万円 仲介手数料(家賃の1ヵ月):6万円 更新料(家賃の1ヵ月):6万円(2年ごと) |
2年後の合計金額:24万円~36万円(税抜き) |
*家賃6万円のUR賃貸のお部屋を借りた場合。
礼金(無料):0円 敷金(家賃の2ヵ月):12万円 仲介手数料(無料):0円 更新料(無料):0円 |
2年後の合計金額:12万円(税抜き) |
2年後の差額:12万円~24万円(税抜き)
ということになります。
4年住んだ場合には、さらに6万円お得になる=長く住めば住むほどお得になる、ということになります。
この金額差……大きいですよね。
保証人不要です!
民間のマンションやアパートを借りる場合、多くの場合「保証人」が必要となります。
保証人とは、契約者(お部屋を借りる本人)が何か問題(家賃滞納・お部屋の破損など)を起こした場合に、責任を持つ人ということです。
保証人を両親に依頼できる場合は少しは気が楽ですが、兄弟(姉妹)や親せきに頼まなくてはならない場合はとても気が引けますよね。
保証会社に依頼する場合も、審査を通らないといけませんし出費がかさみます。
UR賃貸の場合はこの保証人が必要ないのです!
「住民票の写し」と「所得証明書」などを提出すれば、申し込むことができるのです。
いろいろな事情があって保証人を立てることができない方にとって、救済措置となるメリットですね。
原状回復費の負担が明確です!
退去時(お部屋を出ていく時)に問題となりやすいのが「高額な原状回復費用の請求」です。
原状回復費とは、退去時にお部屋を借りたときの状態に戻すための費用、ということになります。
ですが、「完全にもとに戻す」という訳ではありません。
細かい決まりがあり、経年劣化(年月が経つうちにモノの性能が低下すること)は原状回復に含まれません。
ですが貸主(大家さんなど)によっては、経年劣化の部分や場合によっては前の住人が付けた傷なども原状回復費として過剰請求してくるコトがあるのです。
その額はヒドイ場合は数十万~百万円という高額になってしまうことがあるのです。
Yahoo!知恵袋などでも、「高額な原状回復費用を請求されて困っています。どうしたらいいでしょうか?」という相談を多く見かけます。
国土交通省が定めた「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」というものが存在するぐらい、退去時(お部屋を引越しで出ていく時)の貸主(大家さん)と借主(お部屋を借りていた人)とのトラブルは多く、社会問題となっているのです。
そして、原状回復をめぐるトラブルとガイドラインというものがありながらも、退去時のトラブルは頻発しているというのが現状です。
入居時に気になる床や柱の傷などをスマホのカメラで撮影し、その場で不動産業者の方と確認をし、写真を記録として取っておくという自己防衛策が必要です。
話しが逸れましたので元に戻します。
UR賃貸の場合はこのような退去時のトラブルが絶対にない! とはいえませんが、起きにくいシステムになっているのです。
その理由は、
・原状回復費の負担区分が明確に定められている。
・「国」が運営者(大家さん)であるため儲け主義ではない。
ためです。
ちなみにURの公式ホームページの情報によると、平成26年度の平均負担額は約2万6千円だそうです。
この額は私の経験からも決して高くはない、リーズナブルな金額だと思います。
+αのメリット
上記の5つの大きなメリット以外に「鉄筋コンクリートか鉄骨鉄筋コンクリート構造」であり、「耐震診断・耐震改修を定期的に実施している」ため、耐震性が高いというメリットがあります。
UR公式ホームページの情報によると、平成7年の阪神・淡路大震災および、平成23年の東日本大震災時にも、大きな被害は受けていないそうです。
このメリットは木造のアパートなどと比較すると、地震に対する安心度が高いというだけではありません。
鉄筋コンクリートか鉄骨鉄筋コンクリート構造であるということは、遮音性が高いということになるのです。
なのでUR賃貸物件ならば騒音問題に悩まされない、ということは断言はできません。
ですが、木造アパートで騒音問題にさんざん悩まされ、現在は鉄筋コンクリート(RC)のマンションに住んでいる私が断言できることは、RC構造の物件は、木造の物件よりも格段に遮音性が高いということです。
「耐震性+遮音性」という意味でも、UR賃貸物件はオススメなのです。
基本的にはUR賃貸物件すべてがこの条件なのです。
お得感満載ですよね。
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しかし、デメリットがないわけではありません。
さんざん持ち上げておいて……と思われるかもしれませんが、知っておくべき事実と、対処方法もあるということを解説いたします。
UR賃貸のデメリット
1:収入制限がある。 2:駅から遠い物件が多い。 3:希望の部屋が空いていない。 4:お部屋探しと内見の予約は自分でおこなう。 |
このよなデメリットがあることも事実です。
ですがメリットとの比較の結果、UR賃貸物件を選択する価値もあると思える事も少なくないのではないのでしょうか。
客観的なお部屋選びの参考になるよう、わかりやすく解説したいと思います。
収入制限がある(対処方法の説明もあります!)。
単身(一人暮らし)の方の入居条件の一つ収入条件として、
1:申し込み本人(学生の場合は自分自身以外に両親なども可)の毎月の平均収入額(給与収入などの過去1年間の合計額の1/12)が基準月収額(家賃の4倍または、25万円)以上であること。
2:基準貯蓄額(家賃の100倍)以上あること。
3:毎月の平均収入額が基準月収額の1/2以上ある場合は、基準貯蓄額が50以上であること。
この3つが基本的な条件となります。
この条件を見て「えっ!? 厳しくない……?」
と思われる方が多いと思います。
私も詳しく調べる前は「これって厳しすぎる条件でしょ……」と思いました。
でも、大丈夫です。
UR賃貸の制度をきちんと理解すれば、お部屋を借りることができるのです。
ちょっと複雑な収入面の入居条件1~3をまず分かりやすく解説してから、対処方法について説明をしたいと思います。
1:申し込み本人の毎月の【*1】平均収入額(給与収入などの過去1年間の合計額の1/12)が【*2】基準月収額(家賃の4倍または、25万円)以上であること。
ということは、6万円のお部屋に申し込みをしたい場合は、
平均収入額が【家賃の4倍:6万円×4倍=24万円】か【25万円】以上必要、ということになります。
24~25万円も毎月もらっていない……
と思わないでください!
平均収入額とは毎月の給料の支給額ではないのです。
「給与収入などの過去1年間の合計額の1/12」のことなのです。
つまり、
毎月の支給額が約18万円(手取りの金額ではないです!)であっても、夏・冬のボーナスで合計80万円もらっていたと仮定すると、
支給額:18万円×12ヵ月=216万円
ボーナス合計:80万円
216万円+80万円=296万円
ということになります。
ということは平均月収額は、
296万円÷12=約24.7万円 ということになります。
【家賃の4倍】という条件をクリアしています。
なので、常勤で働いている女性ならば、入居条件を満たせるのではないでしょうか。
フリーランスや契約社員でなどの勤務体系の方で、この条件も難しいという方にも解決策はあります。
下方の「収入制限の条件がクリアできない方でも、お部屋を借りることができる方法とは?」で解説していますので、そちらをお読みください。
2:基準貯蓄額(家賃の100倍)以上あること。
家賃6万円のお部屋に申し込みをしたい場合は、
6万円×100=600万円
の貯金を証明できる(通帳などで)必要があります。
600万円の貯金……。
30~40代の女性ならば可能かもしれませんが、20代の女性には厳しい条件であると思います。
3:毎月の平均収入額が基準月収額(家賃の4倍か25万円)の1/2以上ある場合は、基準貯蓄額(家賃の50倍)以上であること。
家賃6万円のお部屋に申し込みをする場合は、
・平均収入額が基準月収額の1/2以上=12万or12.5万円以上
・基準貯金額=300万円以上
ということになります。
これは収入制限の緩和条件のようでありながら、微妙に難しいように思います。
ただ、以前は常勤である程度の給料をもらっていて貯金ができていたけれど、リストラなどのいろいろなことがあって現在は契約社員・パートで収入が不安定という方の場合には、助かる条件かも知れません。
収入制限の条件がクリアできない方でも、お部屋を借りることができる方法とは?
その方法は2つあります。
一つは社会人のかた向けの方法です。
もう一つは、学生のかた向けの方法です。
それぞれについて解説します。
社会人のかた向けの収入制限解決方法とは?
それはUR賃貸が設けている家賃等の一時払い制度を利用する方法です。
家賃等の一時払い制度とは、最低1年(1~10年を選べます)分の家賃を一括で支払うことにより、所得制限の審査を受けなくて済む方法なのです!
家賃1年分を一括で支払ってしまえば、1~3の所得制限の条件はクリアする必要はないのです。
おまけにこの制度の便利なところは、1年分さえ一括で支払えば、2年目以降は家賃の年払いか月払いを選ぶことができるのです。
「月払い」を選んだ際にも、所得審査を受ける必要はありません。
つまり、1年目の家賃さえ一括で支払うことができれば、所得無審査で契約でき、住み続けることができるのです。
この「家賃等の一時払い制度」を利用して、家賃6万円のお部屋に入居契約する場合に必要な金額は、
・家賃:6万円×12ヵ月=72万円
・敷金:6万円×2ヵ月=12万円
72万円+12万円=84万円
84万円が契約の時に必要になる、ということです。
所得制限(2)の「家賃の100倍(600万円)」や(3)の「家賃の50倍(300万円)」とくらべると、だいぶハードルは低くなると思います。
全ての物件に「礼金なし」・「仲介手数料なし」・「更新料なし」という条件がありますので、なんとかして1年分の家賃を一括払いできる金額を貯める価値はあるのではないかと思います。
学生(満18歳以上)の方向けの収入制限解決方法とは?
それは「所得の特例」を利用する方法です。
所得の特例とは、満18歳位以上の学生(大学生・専門学校生など)や高齢者などの指定された対象の人達は、毎月の平均収入額が基準月収額の1/2に満たない場合でも申し込みができる制度です。
つまり、6万円のUR賃貸のお部屋を借りたい場合は、「毎月の平均収入額が基準月収額(家賃の4倍か25万円)の1/2に満たない」=「毎月の平均収入額が12万or12.5万円以下」でも、申し込みをすることができるのです。
学生の場合、アルバイトで12万円以上を毎月稼ぐことは簡単なことではありません。
そのような学生もUR賃貸を利用できるようにとられた救済措置です。
ただし大前提として、毎月の家賃を滞納しないことということは、社会のルールとして当然にあります。
学生には助かる「所得の特例」ですが、申し込み要件に「扶養等親族(両親・親戚など)の毎月の平均収入額が基準月収額(家賃の4倍=24万円か25万円)以上であること、または貯金額が基準貯金額(家賃の100倍=600万円)以上であること」というような制限があるので、注意は必要です。
駅から遠い物件が多い。
駅近の物件もありますが家賃が高く、優良物件は競争率が異常に高いです。
なので、お手ごろなUR賃貸物件は駅からバスで10~20分ほどかかる物件となります。
通勤・通学時間がかかってしまうというデメリットはありますが、駅から遠ければ遠いほど家賃は安くなり、間取は良くなります。
東京都下の物件を比較してみたところ、駅近の民間のワンルーム(1R)マンションを借りた場合の65,000円の家賃で、駅からバスで15分のUR賃貸物件では2Kや1LDKを借りることができます。
しかも、外観は古いですが内装はフルリフォームの新品状態です。
女性の場合は「駅近」を優先するのが当たり前という感じになっていますが、私は個人的にはそれが正しいとは思いません。
理由は駅から多少離れていた方が家賃が安くて間取が良く、水回りやキッチン周りの設備が充実しているからです。
これはUR賃貸に限らず、民間のアパートやマンションにも言えることです。
ですが、仕事が激務・不規則勤務の女性の場合は、UR賃貸の駅からさらにバスや自転車を使わなくてはならないという不便さは、デメリットとなってしまうと思います。
希望の部屋が空いていない。
一度UR賃貸物件に住まわれた方は、利便性の良さからリピーターになる事が多いそうです。
なので、人気のお部屋はなかなか空かないという現状があります。
これには、更新料がないということも大きな理由となっています。
そのため、UR賃貸物件の空き状況をチェックしてくれる専門の業者(有料)があるほどです。
希望のお部屋を借りたい場合にはネットでチェックするだけではなく、UR営業センターこまめに電話をして、空き状況を確認することが必要となります。
お部屋探しと内見の予約は自分でおこなう。
民間のマンションなどのお部屋を借りる場合は、不動産業者の営業の方が希望に合ったお部屋探し、内見時の送迎、大家さんとの家賃交渉、契約手続き全般をおこなってくれます。
そのため、基本的には仲介手数料が家賃の1ヶ月分必要となります。
UR賃貸物件の場合は仲介手数料がないかわりに、UR賃貸のホームページやUR営業センターに足を運んだりして、お部屋を自分で探さなくてはなりません。
もちろん営業センターでは希望のお部屋の家賃・間取りを言えばスタッフの方が資料を探してはくれますが、こちらから積極的にアプローチをおこなわなくてはなりません。
内見時も自分で電車やバスを使って行かなくてはなりません。
民間の物件のように家賃や敷金の値引き交渉を営業の方にしてもらって、値下げすることもできません(家賃・敷金はキャンペーン中以外は固定額)。
お部屋探しを自力でおこなわなくてはならないことが多くなります。
はじめて一人暮らしをする方には、すこしハードルが高いデメリットとなるかもしれません。
UR賃貸物件はどこで探して契約すればいいの?
お部屋を探す方法は、UR賃貸公式ホームページであたりをつけ、UR営業センターかUR賃貸ショップに足を運んで探すのが基本です。
より良い希望の地域・物件を見つけたい場合は、毎朝一番にUR営業センターかUR賃貸ショップに電話をして、空き状況を確認する必要があります。
ですが、他にも便利な方法が2つあります。
その1つはUR賃貸仮予約代行サービスを利用する方法です。
本人の代わりに1時間ごとにUR賃貸物件の空き状況をチェックして、仮予約を代行してくれるサービスです。
便利なサービスなのに利用料(仲介手数料)は無料です。
その理由は、UR都市再生機構が仲介手数料を業者に支払ってくれるからです。
2つ目の方法は↑この看板のある民間の不動産業者でお部屋探しを依頼する方法です。
この看板が目印の「UR賃貸住宅取扱店」であれば、民間の不動産屋さんでも部屋を紹介してくれるのです。
ネットで「UR賃貸住宅取扱店」「不動産業者」と検索すれば、すぐに見つけることができます。
希望の地域・間取り・家賃などを伝えておけば、お部屋の空き状況の確認も不動産業者の方がおこなってくれるのです。
しかも、仲介手数料はかかりません!
この場合も、UR賃貸の運営者である「国」が料金を不動産業者に払ってくれるからです。
UR物件を取り扱っている不動産業者の方はURについての知識も豊富ですので、心強いパートナーとなってもらえるでしょう。
ただし気を付けなくてはならない点が1つあります。
それは儲け重視の不動産営業の方は、UR賃貸物件ではない、民間のアパートやマンションを強く勧めてくる可能性がある、ということです。
現在民間の賃貸アパート・マンションは空き部屋が多く、借り手市場なのが現状です。
この状況は少子高齢化の日本が続く限り変わらないでしょう。
なので、大家さんは空き部屋を埋めたくて仕方がない状況のため、不動産の営業の方に一般的な仲介手数料(基本は家賃の1ヶ月分)よりも2~3倍以上も多い料金を払う方もいるのが現状です。
営業の方の中にはUR賃貸を紹介するよりもより儲けが多い、このような民間の賃貸物件を紹介したがる方もいるのです。
すべての不動産営業マンがそういう方というわけではありませんが、「お得なUR賃貸物件を借りる」と決めたのならば、その意志は曲げないほうがいいのではないかと思います。
まとめ
デメリットも確かにありますが、メリット豊富なUR賃貸物件。
私も今後の引越し先の選択肢として十分ありだと考えています。
ただ、ペット飼育可のお部屋はまだ少ないので、すぐ次の引越し先とは残念ながらいえません。
ですが、ペットを飼われていない方であれば、女性の一人暮らしのお部屋の選択肢として、十分あり得るのではないでしょうか?
ただでさえお得なUR賃貸物件なのですが、さらにお得なお部屋があるのです。
それは、
・IKEA・無印良品・東急ハンズ×UR賃貸コラボ物件
・U35割(あんだー35わり)制度適用物件
です。
こちらについては他の記事で詳しく解説していますので、そちらの記事をお読みください。
関連記事:
・IKEA・無印良品・東急ハンズ×UR賃貸コラボ物件の違いを簡潔にまとめてみた。
・UR賃貸の【U35割】って女性の一人暮らしにどうなの?徹底解説します!