不動産屋まわりの時に知っておくべきこと。
こんにちは!
引越し歴5回、一人暮らし歴11年目のアラサー女子チヒロです。
私は5回の引越しをする過程で、20件以上の不動産屋を回りました。
その時感じたことで、最も強く残っているのが「違和感を覚える独特な業界」というイメージです。
物件選び・案内をしてくださった営業の方には誠実な方・熱心な方ももちろんいらっしゃいましたが、強引さや不誠実さを感じ、この人は信用できないと思ってしまう事も多々ありました。
はじめての引越しで、一人で不動産屋周りする時に不快で嫌な思いをしたうえに、住んでから後悔してしまうようなお部屋を掴まされないために、お部屋探しでトラブルに巻き込まれないために、知っておくべきだと思う情報・知識について書いてみたいと思います。
それでは、よろしくお願いします!
「物件数№1!」は本当?
不動産屋に行く機会は多くて2~3年に1 回程度で、普通は滅多にありません。(私の場合は色々ありましたのでもっと短期間でしたが……この事について詳しく知りたい方はこちら⇒私の引越し遍歴①「1回目の引越し。自身の未熟さを痛感した引越しでした」)
普段の日常生活ではあまり関わりはありませんが、駅前などではよく目にするのが不動産屋の看板です。
その看板の中には「物件数№1!」「地域№1!の物件数」という文字をしばしば見かけます。
何も知らなかった私はこの言葉を鵜呑みにし、やはり選択肢が多い方が良いだろうと思い、何度かこのような看板を掲げた不動産屋に足を運んだことがあります。
その結果、正直あまりいい思いはしませんでした。
いろいろ調べ、情報収集をしていく過程で分かった事の一つが「物件数№1!」の不動産屋は存在しないということです。
その理由を説明します。
不動産屋の物件情報は、基本的に業者用のデータバンクのような「レインズ」という会員登録をした業者が、不動産を検索できるシステムで共有されています。
つまり、他の不動産屋が管理をしている物件でも紹介をすることは可能なのです。
ということは、管理(物件の修理や家賃の不払いなどに対する対応)をしている不動産物件数が№1ということはあり得ても、取り扱う(仲介する=紹介する)ことができる物件数が№1という事はあり得ないのです。
「物件数№1!」を看板に掲げているだけでその不動産屋を全否定することは出来ないとは思いますが、今後私は利用する事は無いと思います。
仲介手数料「無料」「半額」の不動産屋はお得?
お部屋を契約するときに発生する初期費用の一つに「仲介手数料」というものがあります。
これは、お部屋を紹介して頂いた不動産屋に支払う「報酬」です。
基本的には家賃の1ヵ月分を支払います。つまり家賃6万円のお部屋に住む場合、仲介定数料は6万円という訳です。
ただでさえお金がかかる引越しで、この金額が無料(0円)・半額(3万円)になるってとても大きいですよね。
ですが積極的にはお勧めは出来ないのです。
仲介手数料が無料・半額になるからといって、決して不動産屋が無料奉仕や損をしているわけではないのです。
無料や半額になったマイナス分を大家さんが【広告料】として支払っているのです。
つまり、私達が払うはずだった6万円や3万円(半額)を大家さんが支払うのです。
ここで疑問がわくと思います。なぜ大家さんはそんな自腹を切るのか? と。
その理由を知るには広告料というものについて詳しく知る必要があります。
「いや、大家さんと不動産屋のやり取りだから私には関係ない……」という訳にはいかないのです。
広告料とは、大家さんが不動産屋に支払う「お部屋を紹介してくれてありがとう」の報酬です。大家さんはなぜわざわざ仲介定数料を無料or半額にし、広告料を支払う設定にしなくてはならないのでしょうか?
それは基本的には人気のないお部屋で、なかなか入居者が決まらない、賃貸利用者で埋まらないお部屋だからなのです。
大家さんは部屋が埋まらないと賃貸料が発生しません。入居者が決まれば、毎月定額の賃貸料が発生します。
なので、家賃一ヶ月分の広告料を支払っても入居者を決めて欲しいのです。
そのため、仲介定数料を無料or半額にして物件選び時のハードルを低くし、わざわざ広告料を支払っているのです。
さらに広告料は家賃1ヶ月分とは限らないのです。
人気のない物件では家賃2~3ヵ月分という事もあるそうです。
となると、不動産業者としては通常の仲介手数料で家賃1ヶ月分の報酬を得るよりも、家賃の2~3ヶ月分の報酬が得られる広告料が発生する物件=人気のない物件を紹介したいと思う訳なのです。
説明する必要はないと思いますが、人気のない物件=条件が悪い物件、あるいは過去に事故があったなどの問題のある物件の可能性があるわけです。
仲介手数料無料・半額の物件すべてがダメだとは思いませんが、この事実を知った私は今後選ぶことはありません。
駅前の不動産屋はじっくりとお部屋を選べない?
駅前に不動産屋がある光景はよく目にすると思います。
仕事や学校帰りなどにアクセスしやすいため、利用する私たちにとっては有難い立地だと思います。
ただ、基本的に駅前の不動産屋はノルマが厳しいのが実情のようです。私の経験でもそのように感じていました。
なぜなのでしょうか?
その理由は「駅前というアクセスしやすい立地条件」にあります。
立地条件が良いという事は、当然土地代が高くなります。
つまりは、不動産事務所の家賃が高くなるため、必然的にノルマも高くなるという事なのです。
駅から離れた住宅街で、自宅の一角を不動産事務所として経営をしている不動産屋と比べると、その高額な家賃によって生じる負担は歴然だと思います。
ノルマが厳しいという事は、一人一人のお客様に対して丁寧な対応をしている時間的・精神的な余裕がない、という事に繋がります。
その為、契約を急がせたり、巧妙な駆け引きをしたり、強引な対応をしがちになるようです。
また、ノルマが厳しいという事は広告料の高くつく物件を優先に勧めてくる、というリスクが考えられます。
・望んだ立地とはかけ離れた条件の物件を勧めてくる。
・条件以上の高い家賃の物件を勧めてくる。
絶対とはいえませんし、駅前の不動産屋の営業の方でも誠意ある対応だった男性営業マンの方もいらっしゃいました。
ですが、そのような事になる可能性が高いという事を憶えておいた方が良いでしょう。
この3点は基本的に抑えておいた方が良いと思います。そして更に安心して、じっくりと納得のいく物件選びをするためお勧めするのが「女性のスタッフが対応をしてくれる不動産屋」です。
このことについては、次の記事で詳しく書いてみたいと思います。
更に『安心・快適なお部屋探しをしたい!』方はこちら。
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