女性の一人暮らしに必要な「費用」を5に分けて徹底解説!!⑤ 「生活費」はいくら必要?

スーパーマーケットで食料品を購入する若い女性

その他の生活必需品(税抜の価格です)

生活用品

トイレットペーパー 6個入りで300円
ティッシュペーパー 5箱で300円
食器用洗剤 100円
歯ブラシ 150円
歯磨き粉 250円
洗顔フォーム 300円
 ゴミ袋  (地域によって有料ゴミ袋の料金は異なります。ちなみに、一人暮らしには十分な燃えるゴミ用10ℓの場合の値段は、10枚入りで200円です)

合計:1600円

 

キッチン用品

包丁 1500円
まな板 1000円
ボウル 100円(100均で購入)
フライ返し 100円(100均で購入)
おたま 100円(100均で購入)
片手鍋 1500円
両手鍋 2000円
フライパン 1000円
ラップ 200円
アルミホイル 250円
 食器各種 1000円(お茶碗・大小のお皿・コップなど:100均で購入)
200円
調味料(醤油・塩・砂糖・コショウ・ソース・味噌など) 1000円

 合計:9950円

 

バス用品

ボディーソープ 500円
シャンプー 500円
リンス 500円
コンディショナー 500円

 合計:2000円

 

洗濯用品

ピンチハンガー 500円
ハンガー 1000円(10本セット)
洗濯用洗剤 250円
柔軟剤 250円
色柄物用漂白剤 400円
洗濯物入れカゴ 500円

合計:2900円

 

生活必需品の合計

1600円+9950円+2000円+2900円=16,450円

女性の一人暮らしの場合、余裕をもって「2万円」ほど用意しておけばだいたい大丈夫と思います。

 

Japanese woman holding a purse making gestures

 

「家具:5万円」+「家電:10万円」+「生活必需品:2万円」=17万円

家賃を6万円のお部屋を借りる場合の初期費用:30万円
引越し費用:3万円(1~5万円)
家具・家電・生活必需品の合計額:17万円

30万円+3万円+17万円=50万円

約50万円ほどの準備資金が女性の一人暮らしには必要である、ということになります。

 

節約家の友人のように、もっと家賃の安い部屋やフリーレント・00物件(敷金・礼金が0円の物件)を選び、リサイクルショップやジモティーなどを利用すれば、30万円ぐらいですますことも可能ではあります。

ですが、よほどの事情がない限り、はじめての一人暮らし時にはある程度の出費は覚悟をしておいた方がいいと思います。

家賃が安いのには必ず理由があります。

空き巣などの犯罪発生率が高く治安が悪い、スーパーやコンビニが徒歩圏内に無い・日当たりが良くないなど立地条件が悪い、木造で遮音性が低く、騒音問題に悩まされる可能性が高いなどです。

リサイクルショップやジモティーなどでの家具や家電の購入は、出費を大幅に抑えることはできますが、新品でないために「故障」のリスクは高くなります。

また、「ジモティー・トラブル」で検索して頂ければ分かるのですが、「詐欺被害」などのトラブルも多いようです。

このような理由から、女性の「はじめての一人暮らし」開始時には、ある程度余裕をもった準備資金を用意することをオススメします。引っ越し後の生活が「後悔」だらけにならないようにしましょう。

 

女性の一人暮らしに必要な、具体的な一ヶ月の生活費はいくら?

Smiling Asian woman with a wallet

実家暮らしの場合、家に入れる金額の平均相場は女性の場合「約3万円/月」だそうです。この金額で栄養バランスの考えられた温かいご飯が食べられ、ほとんどの日用品はお母さんが買いそろえてくれていたのです。

非常に恵まれた環境であったのです。

一人暮らしの場合は食費だけで3万円/月になってしまうことがあります。更に家賃・光熱費・水道代・日用雑貨品……さまざまなモノにお金が必要になってきます。

「節約」という言葉が今までにない大きさで迫ってくるわけです。

しかし、ただ漠然と節約をしようと思っても、なかなかうまくいきません。それは目的が明確でないと、人間はどうしても自分の都合の良いようにその場しのぎの解釈をしてしまう、安易な方向に流されてしまうからです。

効率的な「節約」をして、安定した一人暮らしをおくるには「生活費」は一体いくら必要なのか?を実際の私の一人暮らしの生活費をもとに解説します。

 

生活費の内訳

・家賃
・食費
・光熱費(+水道代)
・通信費
・交際費
・雑費(消耗品購入代金)

基本的にこのように考えられます。
それぞれにお金はどれぐらい必要なのかを、具体的な料金と共にみていきましょう。

 

家賃:6万円

20代の女性の一人暮らしの家賃の平均金額は「約6万円」です。
都会か田舎か、都心か郊外かなどの地域による料金差はありますが、比較的ひらけた都会部での家賃相場はこの金額です。

一般的には、家賃は収入の1/3以下が望ましく、できれば1/4以下に抑えたい……といわれていますが、私はそうは思いません。

家賃の安い木造アパート=壁や床が薄い=「騒音問題で悩まされる確率の高い」といえるからです。

お部屋に住んで後から後悔するよりも、家賃は高くなってしまいますが「RC(鉄筋コンクリート)構造」のマンションをオススメします。

木造アパートで「騒音問題」にさんざん悩まされた挙句に、引越しをするとなった場合、心身の負担と共に、再び30~50万円ほどの引越し費用(初期費用+引越し料金)がかかってしまうという、経済的な負担も大きくのしかかります。

学生さんの場合ご両親に経済的な負担を新たにかけてしまうこととなります。
新社会人の方の場合は、まとまったお金が用意できず、カードローンを組まなくてはならなくなってしまうことも考えられます。

そのため、女性の方の場合は家賃を抑えることを主眼に置くべきではないと思っています。

騒音問題以外にも、立地や治安を考えた場合、ある程度の家賃の額は覚悟しておいた方がよいと思います。6万円以下の物件はなにかしら問題がある、トラブルに巻き込まれるリスクが高い、と思った方がいいかもしれません。

現在私が住んでいるRC(鉄筋コンクリート)構造のマンションは、家賃:7万円+管理3千円です。治安(交番が近く、明るく開けている)・立地(スーパー・ドラッグストア・コンビニが徒歩圏内)がよく、RC構造の最上階・角部屋であるため騒音トラブルのリスクも低いです。高目の家賃ですが満足しています。

 

Portrait of housewife in the kitchen

食費:2~3万円

食費の理想は給料の「手取り」(支給額ではなく、実際に振り込まれる金額)の「15~16%」といわれています(学生の場合は仕送り+バイト代)。

手取り:15万円=約23,000円
手取り:20万円=約30,000円

ということになります。

私の食費は3万円です。2万円を「自炊」の食材費、1万円を「外食」の費用としています。それなりに栄養のバランスと節約を心がけてはいるのですが、この金額が私にはちょうどよく、オススメの金額設定であると思います。

節約家である私の友人は「外食費も含めて」食費を2万円以内で収めています。ですが、相当しっかりしている方で、お料理好きな方でないと難しいと思います。

食費が2万円/月となると単純計算で、

2万円÷30日=約660円
朝・昼・晩の三食を「660円/1日」

「一食:220円」でまかなうということになります。
これはなかなか高いハードルです。

とくに一人暮らし開始当初ははじめての経験ばかりで疲れてしまうことが多いため、外食にかける金額が多くなると思います。

なので、いきなり2万円という厳しい設定にするのではなく、一人暮らしに慣れていく過程で、徐々に節約の方法を学び、食費を削って貯金などに回すようにしていきましょう。

 

光熱費(+水道代):1万円~1万5千円

内訳は、

電気:5千円
ガス:3千円
水道:2千円(支払いは2ヵ月ごとのため、4千円÷2=2千円)

合計:1万円

というのが基本的な支払料金のようです。

ただ、潔癖傾向がある方の場合は洗濯をする機会が多くなるため、水道代が増えてしまいます。

また、夏場でも湯船につからないとリラックスできない、一日の疲れが取れないという私のような方の場合は、ガス代+水道代が増えてしまいます。

「疲労回復」だけではなく、「美容」のために=新陳代謝を促すために、ゆっくりと浴槽につかりたいと思われる方もいると思います。なので、女性の方の場合は光熱費(+水道代):「1万円~1万5千円」という設定が妥当なのではないかと思います。

ちなみに、私の一月の光熱費は、

電気:6万円
ガス:5千円
水道:3千円(支払いは2ヵ月ごとのため、6千円÷2=3千円)

合計:1万4千円

という金額です。

 

通信費(スマホ料金・ネット料金)7千円~1万5千円

20~30代の女性の一月のスマホ代の平均は「約7千円」だそうです。

契約するプランにもよると思いますが、スマホのヘビーユーザーである私の場合は1万円以上です。ただ、私も現在検討している「格安SIM」でスマホを使用すると、月額5千円以下の料金ですむそうです。

スマホの料金以外に、大学生や専門学校生の場合はレポートの作成のため、社会人の方は仕事のためにパソコンを使用することと思います。その場合のネット接続利用料について、フレッツ光とモバイルルーター(WiMAX2+)双方に料金を説明します。

 

【フレッツ光の月額利用料(税抜)】

フレッツ光利用料 2,950円
プロバイダ(BBexcite) 500円
契約料 800円
工事費 初回月:3,240円

⇒2,950円+500円+800円+3240円=7,490円

約7,500円/月」かかるということになります。

 

 

【モバイルルーター(WiMAX2+)の月額利用料(税抜)】

月額費用 3,696円(2年契約)
事務手数料 3,000円
モバイルルーター代 800円~4,800円
初期費用 0円

 ⇒3,696円+3,000円+800円+0円=7,496円

こちらの場合も、「約7,500円/月」かかるということになります。

 

・ネットのヘビーユーザー=【フレッツ光】(固定回線)
【NTTフレッツ光】新規加入で最大60000円キャッシュバック

 

・ネットのライトユーザー=【WiMAX2+】(モバイルルーター)
UQwimax

 

と考えて良いと思います。

つまり、スマホのみの利用では7千円前後で通信費は収まりますが、ネット利用料約7千5百円が加わると、約1万5千円の通信費が必要になるということです。

*フレッツ光とモバイルルーター(WiMAX2+)の違いについて、詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
関連記事:ネットをするならフレッツ光とWIMAX2+(モバイルWi-Fiルーター)どちらがお得?

 

交際費:1~2万円

交際費は収入の「5%」が理想なのだそうです。ということは、20代の女性の給料の平均は約19万円なので「9,500円」、30代の女性の給料の平均は約25万円なので「12,500円」が交際費ということになります。

正直、一月1万円前後の交際費では厳しい時があります。私の場合は2万円を限度額にしています。基本的には1万円前後ですますように努力をします。

ですが、年末年始などに出費がどうしてもかさんでしまうときは、2万円まで出費を許可します。その代り、使いすぎてしまった翌月・翌々月は節約に努めます。

 

消耗品(洗剤やティッシュなどの生活必需品):3千円

(私の場合の内訳です)

キッチン用洗剤 100円
洗濯用洗剤 200円×2=400円
ボディーソープ 250円
シャンプー(ジャンボサイズ) 600円
コンディショナー(ジャンボサイズ) 600円
洗顔フォーム 300円
トイレットペーパー(6個入り) 300円
ティッシュペーパー(5箱パック) 300円
歯ブラシ 200円
歯磨き粉 250円
ゴミ袋 200円(地域によって有料ゴミ袋の料金は異なります。私の住んでいる地域の、一人暮らしには十分な燃えるゴミ用10ℓ×10枚の値段です)

合計:3500円

 

髪の長さにもよりますが、ジャンボサイズのシャンプーやコンディショナーを毎月買うことはないと思うので、「3,000円」ぐらいが妥当な金額だと思います。

ちなみに、『詰め替え用』はお得ではありません。内容量が少ないので値段が安いだけです。なので、本体を買った方が内容量は多いので実はお得なんです。ただ、ゴミの量を減らすという観点では、詰め替え用の方が優れています。

 

女性の一人暮らし「生活費」合計

Woman doing accounts

家賃 6万円
食費 2~3万円
光熱費(+水道代) 1万円~1万5千円
通信費 7千円~1万5千円
交際費 1~2万円
消耗品 3千円

合計:11~15.3万円

 

この他にも、女性の場合は月によっては「美容院」「コスメ」などの美容費、「洋服代」などが1~3万円ほどかかります。また、人・時期によって「保険料」「医療費」「冠婚葬祭時の出費」もかかります。

生活費は節約することもできますが、ある程度は「固定されている出費」です。無理し過ぎないように節約しながら、自分の収入に合った「生活費の使い方」をはやめに見つけるようにしましょう。

上記の出費以外に結婚資金など、将来のために「貯金」も必要になります。ちなみに、貯金額は年収の「10~15%」が多いそうです。

20代女性の平均年収 322万円
30代女性の平均年収 385万円

DODAエージェントサービス調べ。

ということなので、

20代女性の平均貯金額 32~48万円/年
30代女性の平均貯金額 38~58万円/年

 

毎月の貯金額に換算すると、

20代女性の平均貯金額 2万7千円~4万円
30代女性の平均貯金額 3万2千円~4万8千円

 

ということになります。

私は「3~5万円」を毎月の貯金額に当てています。

・結婚資金(まだ予定はありませんが……)
・今後一人で生きていくと都となった場合の資金
・冠婚葬祭などの不意な出費に備えて
・怪我や病気などの万が一の時のため

のための貯金です。

貯金については、定額を毎月貯金し、一定期間は引き出せない「定期預金」と、その月の状態によって金額を変動させる「普通預金」とに分けることをオススメします。

私の場合は2万円を「定期預金」、1~3万円を「普通預金」というように振り分けています。全額を定期預金にした方が貯金額は確実に増えます。ですが、不意の出費に対応するのに手間がかかる(定期預金の解約)ため、このように振り分けています。

年に1~2回、長期の休暇を取って海外旅行をするのが生きがいだという友人は、旅費を貯めるために10万円の貯金を毎月しています(旅行費用6万円+将来のための貯金4万円)。

手取りは20万前後だということなので、とても切り詰めた生活を送っています。友人のように明確な目的をもって貯金額を設定すれば、高額な貯金もできるのかもしれません。

 

まとめ

Woman using a smartphone

一人暮らしを始めるための初期費用、はじめてからの生活費、意外に多いので驚かれたかもしれません。ですが、私のプロフィールにも書きましたが、一人暮らしは女子力みがきには最適な環境です。

実家で両親と暮らすことが決していけない訳ではありません。人それぞれに事情があり、実家を出ることのできない場合もあるでしょう。ですが、可能であるならば一人暮らしをするべきだと思います。

実家暮らしでは得ることのできなかった自由が手に入ります。その自由とは、彼氏や友達を両親の目を気にせずに部屋によべることであったり、門限を気にせずに女子会に参加できたりなど沢山です。

自由を手に入れると同時に、生活を自身で管理しなくてはならない、責任を持たなくてはならなくなります。そしてそれは、非常によい人生勉強になるのです。

一人暮らしに必要な「お金」事情が分かったところで、さっそく計画的に貯金をしてみてはいかがでしょうか? 気持ちはあってもお金がなければはじまりません。今までのお金の使い方を見直し、金銭管理の意識を磨いていくよいチャンスだと思います。

関連記事:女性の一人暮らしに必要な「費用」を5に分けて徹底解説!!①「初期費用」はいくら必要?

 

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