女性の一人暮らしに必要な「費用」を5に分けて徹底解説!!① 「初期費用」はいくら必要?

Woman holding a calculator

 

こんにちは!
引越し歴5回、一人暮らし歴11年目のアラサー女子チヒロです。

女性が一人暮らしを始める理由は人それぞれです。

就職や大学・専門学校への進学で実家を離れる必要性が生じた方、私のように両親に守られている生活から自立を図りたいと思ったという方。

理由はそれぞれでも、基本的に「一人暮らしは良いこと」であると思います。

 

いままで全て母親任せであった家事全般を自分でこなさなくてはなくなるため、必然的に「女子力」が上がります。

家賃・食費・光熱費などの生活をしていくうえでのお金の管理もしっかりと行わなくてはならなくなるため、「金銭管理能力」が身に付きます。

一人暮らしは決して楽ではありませんが、自分磨きには「最適な環境」であるのです。

 

ただ、はじめて一人暮らしをされる方は、不安が多いことも事実であると思います。

とくにお部屋を借りるための初期費用や引越料金、生活費など「お金」に関することはとても重要なのですが、分からない事ばかりで「大丈夫かな……」と不安であると思います。

そんな女性の方々の、はじめての一人暮らしのお金にまつわる不安を少しでも解消できるよう、初期費用・生活費などの「費用」について、徹底的に分かりやすく説明をします。

それでは、よろしくお願いします!

 

一人暮らしをはじめるのに必要な「費用」=準備しておくべきお金はいくらぐらい?

 

Savings

 

一人暮らしをはじめる場合、借りたいと思うお部屋の「家賃×8ヶ月分」のお金が必要であると思って下さい。

6万円のお部屋に住みたいならば、6万円×8ヶ月=48万円ぐらいは用意しておく必要があるということです。

約50万円のお金を準備するって、そう簡単なことではありませんよね。

 

学生さんの場合はご両親の援助を受けることが多いと思いますが、親御さんにとっても結構な負担額です。

できれば事前にアルバイトなどで貯金をして、できるだけ自分のお金で費用を賄えるようにしておくことをオススメします。

 

その理由は、一人暮らしをはじめたら、お金の管理はすべて自身で行なわなくてはならなくなるからです。

一人暮らしに向けて計画的に貯金をするということは、開始前からしっかりとした「金銭管理能力」を身に着ける有効な手段であると思います。

金銭管理能力が甘かったために、一人暮らしをしてから「借金」に悩む方が少なからずいることも事実ですから。

 

私が一人暮らしをはじめたとき、事前にネットで初期費用などの必要なお金についての情報収集はしてはいました。

ですが目算が甘く、ギリギリの金額で色々と大変な思いをしました。

お金はとても大事で、あって困ることはありません。

「少し多目」ぐらいの一人暮らし開始費用を用意しておきましょう。

 

一人暮らし開始費用の内訳を、具体的に見ていきましょう。大きく分けて3つカテゴリーになります。

1:部屋を借りる費用(初期費用)
2:引越し費用
3:家電・家具・その他の生活必需品

それぞれの内訳をはじめての方にも分かりやすく、解説していきたいと思います。

 

1:部屋を借りる費用(初期費用)はいくら必要?

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私がそうであったのですが、お部屋を借りる時に必要なのは「家賃だけ」と思っている方もいるのではないでしょうか。

賃料が6万円の部屋に住みたいと思ったら、6万円を用意すれば大丈夫なのだと。

そこまで世間知らずではないとしても、お部屋を借りるのに必要な「初期費用」というものが、いくらぐらい必要なのかは分からない方も多いのではないでしょうか。

まずは、お部屋を借りるのに必要な初期費用について、どのような仕組みでいくらぐらい必要なのかを説明します。

 

敷金:家賃一ヶ月分

まさかの時の保証金。

たとえば、家賃が払えなくなったときの代替え金、退去時の原状回復(お部屋を借りる前のもとの状態に戻すこと)の費用に、大家さんが充てるための費用です。

大家さんが万が一の時に損をしないために預けておくお金、というように理解しておいて頂ければいいと思います。

 

お部屋をキレイに使っていれば、多くの場合は退去時(部屋を引越しで出ていく)に返却されます。

ただしペット可の物件は、敷金が2~3ヵ月分の場合が多いです。

そして、お部屋をキレイに使っていても、基本的に敷金は返却されませんので注意をしましょう。

 

礼金:家賃一ヶ月分

大家さんに「お部屋を貸してくれてありがとう」という意味で支払うものです。

退去時に返却はされません。
最近は賃貸物件あまりの状態であるため、礼金がない物件も増えてきています。

ですが、ある程度の良い条件(駅近、治安が良いなどの好立地・築年数が浅い=新しい)の物件では、礼金1ヵ月分は基本的に支払うと思っておいた方がよいです。

礼金は敷金のように返却されることはありません

 

仲介手数料:家賃一ヶ月分

不動産業者の方にお部屋を紹介して頂いた手間賃と考えてよいです。

miniminiなどは仲介手数料は0.5ヵ月ですが、取り扱う物件数は少ないという印象です。

また、中には仲介手数料無しの物件もありますが、基本的には仲介手数料0円=人気がない物件=何か問題がある? と考えた方がよいです。女性にはオススメしません。

 

前家賃:家賃一ヶ月分

賃貸契約時に敷金・礼金・仲介手数料と共に支払わなければならないのが「前家賃」です。

これは、契約した月の翌月の家賃を先に払っておくということです。

家賃の基本は「翌月の分を支払う」という形です。

 

その月の分を支払う訳ではないのです。
「翌月も部屋を借ります」という意味なのです。

そのため、翌月分の家賃を支払う=前家賃というものが存在するのです。

 

管理費(共益費):0~1万円

物件によってさまざまです。無料のところもありますが、築浅の物件になると高いところもあります。

よほど家賃が高いところではない限り、1万円以内だと思っておくと良いでしょう。

これは家賃に加えて毎月払うものなので、部屋を探すときは「家賃+管理費(共益費)」で自分の予算以内の部屋を探しましょう。

ちなみに私が現在住んでいる築12年、間取2KのRCマンションの管理費は3千円です。

 

鍵交換費用:1~2万円

前の住人が大家さんの許可を得ずに「合鍵」をつくっていた場合(大家さんの許可なく合鍵をつくるのはNGです)、鍵を交換しておかないと勝手に侵入されてしまうために鍵を交換するのです。

鍵交換の際には、ディンプルキーへの交換をお願いしましょう。

 

この鍵の特徴はピッキングによる不正開錠がほぼ不可能であることです。

そのため、防犯性が高くなるのです。

ただ、一般的な鍵の交換費用が1万円前後なのに対し、ディンプルキーの交換費用2万円前後と高くなってしまいます。

 

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ディンプルキー

交換費用を抑える一つの方法として、不動産業者の方との契約の駆け引き時に「ディンプルキーへの交換費用を無料にして頂けるならば、このお部屋に決めたいと思っています」と交渉してみましょう。

場合によっては無料になる事があります。現在住んでいるマンションの鍵は、そうやって入居時にディンプルキーに交換して頂きました。

 

火災保険料:2万円前後

万一火事を起こしてしまった、火事になってしまったときに必要となる保険です。

つまり、火事が起こってしまったときに、「自身の家財」「物件の所有者である大家さん」「隣人の家財」のために入る保険です。加入は必ず必要となります。

 

消毒料:1~2万円

消毒料とはお部屋に消毒液を撒いて、害虫の駆除のために消毒をする作業の費用のことです。

作業自体は数十分で終わります。その金額が1~2万円もするのです。

これって、おかしいと思いますよね?

 

はじめてお部屋を借りるときは漠然と受け入れていましたが、疑問に思ったため必要性について調べてみました。

そして、ムダなことではありませんが必要のあまりないもの、断ることができるものだということが分かりました。

なので、前回の引越しからは消毒はお断りしています。

 

でも、消毒しなくても大丈夫なの?
虫(とくにゴキブリ)は苦手(怖い)だから、やっておいた方がいいんじゃないの?

と思われる女性も多いでしょう。

だからお金を払って事前に消毒をしてもらいたいと。

 

ですが、情報収集の結果と私の経験上、害虫対策は自分で行なうことが可能です。

バルサン(約600円)をドラッグストアなどで購入し、自分で焚(た)けばいいのです。

難しいことはありません。私も何回か焚いていますが簡単ですし、十分に効果があります

 

 

それに、消毒以外のお部屋のクリーニングは、管理会社が事前に行っています。

消毒料の本当のところは「不動産業者が少しでも儲けるため」であるのが事実のようです。

基本的には断ることが可能です。ですが、不動産業者によっては諸事情によりお断りができない事もあるようです。

 

ですが、1~2万円を支払うところを、ちょっとした手間で600円ですますことができるのです。

消毒料を外せるかどうかの確認は、契約時に必ず行うことをオススメします。

お部屋を決めて、契約をする前に(明確な契約料が提示される前に)「消毒は自分で(バルサンを焚いて)おこなうので、消毒料は外してもらえませんか?」と、率直にきいてみましょう。

 

日割り家賃:

月の途中に賃貸契約をした場合の、月の残りの日数分の家賃のことです。

といっても、はじめての方にはよくわからないと思います。
具体的な賃料をあげて説明します。

 

*日割り家賃の計算方法

たとえば、月額家賃6万円の部屋を借りるとします。
この部屋を2月15日に契約(お部屋を借りることを書類上で確定)し、21日から入居(実際にそのお部屋で生活を開始)すると仮定してお話しします。

まず、一日分の家賃は、

6万円÷30日=2千円

となります。

 

月末(30日)までの日数は10日(21日も含まれる)ので、

2千円×10日=2万円

これが日割り家賃となります。

 

この2万円を前家賃である3月分の家賃と共に払います。

ただし、2月15日に契約し、3月1日から入居する場合は日割り家賃は発生しません。

 

家賃6万円のお部屋を借りる場合の初期費用は、

敷金(家賃一ヶ月分) 6万円
礼金(家賃一ヶ月分) 6万円
仲介手数料(家賃一ヶ月分) 6万円
前家賃(家賃一ヶ月分) 6万円
管理費(共益費) 0~1万円
鍵交換費用 1~2万円
火災保険料 2万円前後
消毒料 1~2万円
日割り家賃 入居日による

初期費用合計: 約30万円

 

最低30万円は必要ということになります。

つまり、お部屋を借りる場合は「初期費用」として、家賃×5ヵ月分(家賃6万円×5=30万円)は用意をしておく必要があるということです。

以上が初期費用になります。

これだけの金額を契約時に払わなくてはいけません。物件にもよりますが、基本的には月額家賃の5~6ヶ月分くらいは用意をしておく必要があると考えておきましょう。

そんなまとまったお金はすぐに用意できない……という人方の場合は、不動産業者によってはカードで分割払いが可能な場合もあるので相談をしてみましょう。

 

注意点

Portrait of young woman making stop sign in front of the camera

 

0.0物件(敷金・礼金0円物件)、フリーレント物件について。

0.0物件(敷金・礼金0円物件)とは?
通常契約時に支払う敷金・礼金各1ヵ月分が、0円(各0ヵ月)という物件です。

フリーレント物件とは?
指定された数ヵ月分の家賃が無料の物件です。例えば『3ヶ月フリーレント』という物件は、3か月間の家賃が無料(入居してからはじめの3ヵ月は家賃を払わなくていい)ということです。

 

親御さんへの負担の軽減を考え、初期費用を節約するために『0.0物件』『フリーレント物件』を考える方もいるかもしれません。

ですが、私はオススメしません。
その理由は、なぜ『0.0物件』『フリーレント物件』という条件を付けているのか?という事です。

このような条件が付加されるということは、そうしないとお部屋が埋まらない=人気のない物件=立地や治安などに「問題がある」、ということだからです。

 

詳しく説明しますと、

立地が悪い=嫌悪施設(風俗店・暴力団事務所・お墓など)が近くにある。最寄りの駅への交通の便が非常に悪い。

物件のまわりにスーパー・ドラッグストアなど買い物ができる施設がない。最悪の場合は事故物件……ということなどが考えられます。

治安が悪い=女性の一人暮らしにとって、防犯は最優先事項です。

 

ひったくりや窃盗事件が頻発している、ちかんの出没率が高いなど、犯罪発生率が高い場所は論外です。

犯罪以外にも騒音問題などのトラブルに巻き込まれないよう、女性の一人暮らしにはリスク管理が非常に重要です。

 

現在の賃貸市場は部屋余り、借り手市場(借り手に優位)であるため、このような物件が増えてきていることも事実です。

図太く・逞しい男性ならば節約第一主義でお部屋選びの一つとして考えてもいいかもしれません。

 

ですが、女性の方にはオススメはしません。

むしろ、『0.0物件』『フリーレント物件』警戒して避けるべきであると思います。

トラブルに巻き込まれ、住んでから後悔するのでは遅いのですから。

関連記事:女性の一人暮らしに必要な「費用」を5に分けて徹底解説!!②「引越し費用・家具」にはいくら必要?

 

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