女性が同棲をするときに知っておくべき4つのこと。「③生活費の金銭管理は大丈夫?(2)」

同棲であとからお金で困らない、揉めないために知っておくべきこと。

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同棲での金銭管理で「手取り額によって負担割合をかえる」以外に、いい方法ってあるの?

 

チヒロ

はい!あります。

それは、完全折半です!

 

えぇ~、それって基本的に手取りが少ない女性の方が損するとおもうんですけど……?

 

チヒロ

たしかに、それはあります。

ですが、完全折半にした方がいい明確な理由が他にあるんです!

そのことについて、説明しますね。

 

引越し歴5回、一人暮らし歴11年目のアラサー女子「チヒロ」です。

この記事では、前の記事で紹介した同棲に必要な生活費を「手取り額によって負担割合を変える」方法以外のオススメな「完全折半」について、なぜオススメなのか?をわかりやすく解説します。

それでは、よろしくお願いします!

 

2:完全折半=均等に分割する(オススメ!

男性の給料の手取り額:25万円
女性の給料の手取り額:18万円

合計:43万円

 

家賃:10万円
食費:4万円(自炊費用3万+外食代1万円)
光熱費:1万9千円(電気:1万円・ガス:4千円・水道:5千円)
通信費(ネット回線利用料+プロバイダ契約料):7千円
スマホ代:7千円×2=1万4千円(格安SIMを利用すれば、大幅に節約できます)
雑費:2万円(洗剤・シャンプー・トイレットペーパーなど)
交際費:3万円(二人でのデート代・個別の友達との交際費など)

合計:23万円

 

を双方が生活費5割負担にした場合の金額。

男性 女性
家賃:5万円
食費:2万円
光熱費:9千5百円
通信費:3千5百円
雑費:1万円
交際費:1万5千円
結婚貯金:4万円
スマホ代(7千円)
家賃:5万円
食費:2万円
光熱費:9千5百円
通信費:3千5百円
雑費:1万円
交際費:1万5千円
結婚貯金:4万円
スマホ代(7千円)

 

このような負担割合額になります。

生活費:23万円+結婚貯金:8万円=31万円

男性負担額:15万5千円(給料残金:9万5千円)
女性負担額:15万5千円(給料残金:2万5千円)

 

完全折半のメリット・デメリット

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メリット

・負担額が同額であるため、お互いに対等な立場でいられる。
=負担額の差のために家事をガマンしてするという不満が減る。
・同棲時のケンカの原因になりやすい、家事の分担も対等におこないやすい。
=収入の多い方が家事をおこなわなくていい理由がなくなる。
=結婚後も家事分担をスムーズにおこなうことができる。
・別れてしまうことになったときにお金でもめにくい。
・お互いのお金の使い方に干渉しにくい、されにくい。

 

 

デメリット

・収入の少ない方(一般的に女性)の負担額が大きい(個人的な貯金がしにくい)。
・収入の多い方の自由に使えるお金が多いため、不満が出てしまう可能性がある。

 

 

完全折半もデメリットがない訳ではありません。

ですが「お互いに対等な立場でいられる」というメリットは、とても大きいと思います。

同棲は一緒に暮らしていますが、結婚とはまったくの別です。

そのことを冷静に考えておく必要があります。

そのため生活費は完全折半であるべきだと、同棲の生活費の負担で失敗してしまった私は強く思います。

 

オススメしない、私が失敗した生活費分担方法のついて。

A portrait of a stressed Japanese couple

私が同棲していたときの金銭状況を具体的に解説します。
男性の給料の手取り額:約26万円
女性の給料の手取り額:約20万円

合計:約46万円

 

家賃:12万円
食費:7万円(自炊費用4万+外食代3万円)
光熱費:2万3千円(電気:1万円・ガス:6千円・水道:7千円)
通信費(ネット回線利用料+プロバイダ契約料):7千円
スマホ代:1万円×2=2万円(格安SIMを利用すれば、大幅に節約できます)
雑費:3万円(ペット用品・洗剤・シャンプー・トイレットペーパーなど)
交際費:6万円(趣味代・二人でのデート代・個別の友達との交際費など)

合計:33万円

 

今になって思えば、非常にムダの多い生活費(とくに【食費】【交際費】)でした。

私の同棲に対する考えが甘かったこと、彼が多趣味で浪費傾向であったことが、このような結果になってしまったのだと思います。

このルーズな金銭感覚も、同棲を解消するに至った大きな要因の一つであったと思います。

 

また、私としては結婚資金のための貯金をしたかったのですが、彼が「まだはやいよ」というため、結婚貯金をしていませんでした……。

この不安が私の中でだんだん大きくなっていき、彼に対する想いが薄れて行ったことも事実です。

同棲解消のもっとも大きな理由は、彼が出て行ってしまったことです。

ですが、情に流されズルズルと別れを決断できなかった私としては、ある意味良いことであったと思っています。

 

Divorce - Sad young couple holding billboard sign with break love heart, concept for divorce

 

生活費の分担にも問題がありました。

収入による負担割合を決める方法でも、完全折半でもありませんでした。

私達のとった生活費の分担方法とは、

彼:家賃+交際費を全額負担(+個人のスマホ代)=19万円(給料の残り:7万円)
私:その他の生活費を負担(+個人のスマホ代)=14万円(給料の残り:6万円)

彼が細かく決めるのは面倒臭いというので、このように大雑把に決めたものでした。

 

それぞれの負担額を毎月出し合い、生活費用に作った口座に振り込みました。

口座をつくることも彼は「そこまでしなくてもいいんじゃない?」といったのですが、これはお金のことだからきちんとしなくちゃいけないと私は譲りませんでした。

このように決めたものの、ほぼ毎月設定金額を2~3万円はオーバーしてしまいました。

理由は彼が外に飲みに行くことが好きなため、外食費がかさんでしまったことと、たびたびケンカになるのが嫌だからと彼の言動に私が流されてしまったからです。

 

この生活費分担方法が絶対によくない訳ではありません。

ですが、収入による負担割合が明確ではなく、完全折半のように対等な負担でもないため、どちらかがよほどしっかりと管理をしない限り、どうしてもあいまいな生活費の使い方になってしまうと思います。

また、収入が多い方が漠然と多く払うというのも、良くなかったと思っています。

 

生活費の支払いが少ない方はどうしても引け目を感じてしまうし、多く払っている方は立場的に上になってしまいやすいからです。

その結果、家事は生活費の負担が少ない方が多くおこなう……という事になりやすいのです(まさに私がそうでした)。

家事は生活するために毎日行わなくてはなりません。

お互いに働いているのに一方がほとんどの家事をこなさなくてはならないという状況は、間違いなく大きなストレスとなります。

 

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結婚のように社会的に正式な契約が結ばれている関係性ではない同棲の場合は、対等な立場でいられる完全折半が理想だと思います。

完全折半ならばそのような引け目を感じる必要はありませんし、家事も平等に負担するという関係が築きやすいと思うからです。

 

また、私達の分担方法で一番よくなかったと思うのは、家賃を彼が全額負担していたということです。

同棲が上手くいき、結婚へと結びつけることができるならば問題はないのですが、同棲を解消することとなってしまった場合には問題となることがあります。

私の場合はある日突然彼が出て行ってしまった(帰ってこなくなってしまった)ので、非常に困りました。

 

毎月の家賃12万円を、手取り20万円の私が負担するということは、無理がある事でした(家賃は収入の1/3~1/4の額が基本です)。

ただ、電話には出ませんでしたが、メールで「あと3ヵ月分の家賃は払うので、その後はどうするか自分で判断してください」と連絡があったため、次の部屋探し(現在住んでいるマンション)をして引越しをすることはできました。

家賃3ヶ月分(36万円)を払うということは、彼なりの誠意だったのでしょう。

ですが、私は次の部屋への引越しで50万円(諸経費+引越し費用)近くの出費がありました。

家賃を払ってくれたことで助かったことは事実です。
ですが、彼の行動は非常に無責任で身勝手であったといわざるをえません。

 

Young couple with relationship difficulties

 

彼が出ていった理由をきくことはなかったので、私の推測でしかないのですが、おそらく私の気持ちが完全に冷めていることが分かったからでしょう。

家事のほとんどを私一人でこなしていました(彼はゴミ出しすらしませんでした)が、イライラしてきていましたし手抜きになっていきました。

とくに料理をする機会が激減し、スーパーで半額になったお惣菜を出すことが増えるようになりました。

自分では料理をしないのに、食べることが大好きで味にうるさい彼には大きなストレスになっていました。

そのことで口喧嘩が次第に増え、一緒に住んでいるのにほとんど口をきかない状態になりました。

それはもはや同棲とはいえるものではありませんでした。

 

彼の荷物整理や引越は、私が仕事に行っていない時間帯を見計らって行われました。

ほとほと呆れ果て、彼に対しては情すらも全くなくなりました。

この部屋は二人が契約者になっていたため、解約は彼とは別に私がまず一人で行ないそのことをメールで連絡をしました。

すると、ありがとうございましたと返信がありました。

 

彼はおそらく実家に帰ったのでしょう。

彼の電話番号・メールアドレスを削除し、そのあと連絡を取ることはありませんでした。

お互いに同棲生活をあまく考えていて、未来に結婚を見据える(結婚の時期・目標貯金額)ということを明確にしていなかったことが、本当によくなかったと思います。

それができなかった関係=別れるということが必然的な関係であったのだと思います。

 

同棲を解消し別れるという結果になりましたが、彼という人間性を知ることができたこと、相性が合わないということが分かったこと、私自身が同棲に対する考えがとても甘かったことなど、非常に勉強になった経験でした。

 

私は今でも同棲肯定派です。

世間一般的には同棲をして別れてしまう確率は8割だといわれています。

ですが、同棲をするから別れるということではないと思っています。

それだけ結婚をして人生を一緒に歩んでいくことのできるパートナーを見つけることが、難しい事なのだと思っています。

 

Happy couple watching a movie on tv sitting on a couch at home

 

結婚後生活を共にしてから相性が合わないという事に気づき、失敗したと後悔するのでは遅すぎます。

それよりも、同棲をしてみてお互いのことをよく観察し、理解しよう、歩み寄れる部分は歩み寄ろうという、お互いに思いやりを持てる関係性を築くことができる相手なのかを見極める非常によい機会だと思っています。

私自身に戒める言葉でもあるのですが、同棲は「あと何年後に結婚をするのか?」「結婚資金はいくら必要で、その金額は何年で貯めるのか?」などの目的を必ず明確にしてからおこないましょう。

 

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