騒音トラブルに巻き込まれないために①
こんにちは!
引越し歴5回、一人暮らし歴11年目のアラサー女子チヒロです。
集合住宅トラブルで最も多い騒音問題について、3回に分けて徹底的にわかりやすく解説します。
この情報を知ることによって、引越しをしてから「失敗した!!」という後悔に苦しむリスクを減らすことができます。
はじめて一人暮らしをされる女性の方は必見です!
それではよろしくお願いします。
【住んでから気づく騒音問題】
アパートやマンションなどの集合住宅生活で一番多いトラブルと言われているのが騒音問題です。
騒音といってもその種類は様々で、気にならない普通の生活音レベルととらえるか、騒音ととらえるかは人それぞれです。
アパートやマンションの集合住宅での生活において、防音性の高さがいかに重要であるかが分かるデータがありますので紹介をさせて頂きます。
賃貸選びで重視する点(複数回答可)
1位 間取り 79.0%
2位 トイレと洗面脱衣室の分離 59.2% 3位 部屋の数 56.6% 4位 駐車場 56.0% 5位 全体の収納量 55.6% 6位 防音(上下の音や隣の家の音) 50.2% 7位 採光 49.2% 8位 通風 46.4% 9位 キッチン(大きさや配置) 45.6% 10位 耐震性 43.4% |
賃貸物件で不満に感じる点(複数回答可)
1位 防音(上下の音や隣の家の音) 38.4%
2位 全体の収納量 34.2% 3位 キッチン(大きさや配置) 26.2% 4位 収納の配置や使い勝手 22.6% 5位 テラスや庭 21.2% 6位 内装・インテリやデザイン 19.8% 7位 間取り 19.0% 8位 外観デザイン 17.0% 9位 ペット対応 16.6% 10位 部屋の数 16.4% |
出典:積水化学工業「2011 賃貸住宅の入居者ニーズ実態調査」より作成
賃貸選びで重視する点では【防音】は6位ですが、賃貸物件で不満に感じる点、実際に住んでから不満に感じるのは1位となっています。
このデータから物件選びでは遮音性の高さを重視する=騒音問題に悩まされる確率を低くする=安心して心静かな日常生活を手に入れることができる大きな要因となるという事が分かると思います。
私はどちらかというと神経質で、特に『音』が気になってしまうタイプの人間です。
休日にのんびりとしている時にはそうでもありませんが、仕事から疲れて帰ってきた日の夜などにはその傾向が強くあらわれます。
引越しを繰り返す事になってしまった大きな原因の一つが、その『音』が気になってしまう性格(気にならない人には問題とはならない事であるのかもしれません)に起因する、隣接している部屋からの音の問題でした。
隣接する部屋の住人の方が夜中に楽器を弾く音が聞こえる、部屋に複数人を招いて飲み会をして大騒ぎをする声が聞こえるなどはもちろん大変迷惑な騒音問題です。
ですがそのような音以外に、私がとても気になってしまった、悩まされたのが生活音です。
その人は気にせずに普通に生活していると思われる時に発せられる足音・椅子を引く音・ドアの開閉音等です。
それが私には大きな音として響いてしまっていた、騒音問題としてとらえられてしまっていたのです。
私自身が加害者にならないよう特に気を付けて生活をしていた事が、他者の発する音がより意識され、大きく聞こえ、騒音ととらえられてしまったのかもしれません。
私の友人は比較的大らかな性格の人が多く、騒音問題に悩んでいると相談したところ『集合住宅での生活なのだから、隣人の生活音なんか当たり前。
我慢して当然。気にしなければ問題ない。
私の部屋なんか隣の部屋のおじさんのいびきが聞えるレベルの壁の薄さだけど、駅から歩いて5分という立地条件では滅多にありえない安い家賃の物件だから、それはもうしょうがない事だと割り切ってる』といい切れてしまいました。
私の友人のような性格の人であれば、騒音問題に思い悩み、引越しを繰り返してしまう事もないでしょう。
音に怯え、心身ともに疲弊してしまう事もないでしょう。
正直、そんな友人がとても羨ましいです。
ですが、私は友人のようなタイプの人間ではありません。
20年以上かけて作り上げてきた性格を、そう簡単には変えることは出来ません。
私自身の性格もそうですが、他者の性格や生活習慣を変えることも簡単にできる事ではありません。
では、どうしたらいいのでしょうか?
私が出した答えは、
『環境を変えるしかない=自分に適した生活環境に移るしかない』
というものでした。
隣人の生活音が気にならない方は、家賃の安い木造のアパートに住むことによって、賃貸料を抑えることができます。
そして、その浮いた分のお金を貯金や他の生活費、美容費、娯楽費として使用することができます。
これはとても素敵なことです。
羨ましいです。
ですが、私のように音が気になってしまう、デリケート(神経質・繊細なタイプ)な女性の方には、家賃は安いですが【木造】アパート物件は絶対にお勧めをしません。
その理由は、集合住宅木造物件の構造上、音が非常に響きやすいからです。
これは根本的にどうしようもない問題なのです。
家賃は年収の30%以内、できれば20%以内が理想とされています。
20代前半の女性の平均年収は約230万円、20代後半~40代の女性の平均年収は約300万円といわれています。
キャリアウーマンとしてバリバリと働いていて、それなりの金額を稼いでいる方ももちろんいらっしゃると思いますが、働く女性の労働賃金はまだまだ安いのが現状です。
年収を300万円とした場合の家賃は、300万円の30%=90万円÷12ヵ月=7.5万円以下が基本であり、理想は300万円の20%=60万円÷12ヵ月=5万円という事になります。
友人の多くの家賃は6万円台前半です。
ですが、私の現在の家賃は賃料7万円+管理費3千円の7.3万円です。
年収は300万円台ですので、高い家賃であることは自覚しています。
友人達からも『家賃にそんなにかけるなんてもったいないっ!』とよく言われます。
ですが高い家賃を払ってでも、騒音・音に悩まされない生活、自分の部屋の中で安心してくつろぐことのできる生活というのが、私の大きな希望・切望であるのです。
隣接する部屋の住人の方々の生活スタイル、他者に迷惑をかけてしまうであろう生活音に対するモラルの程度という要素が大きく関わるため、完璧に騒音問題を避けることは出来ません。
ですが、他者の発する音に悩まされない、騒音トラブルに巻き込まれない確率を高める事は出来ます。その為には、遮音性の高い物件選びが重要になります。
その事について私の経験を踏まえ、以下に詳しく説明させて頂きます。
遮音性の高い物件について知っておくべきこと。
まず、基本的な知識として建物の構造は大きく分けて、
・SRC(鉄筋鉄骨コンクリート)
・RC(鉄筋コンクリート)
・ALC(鉄骨ALC造)
・S造(重量鉄骨造)
・S造(軽量鉄骨造)
・木造
の6種類になります。
構造上は上から遮音性が高い順になります。
SRCとRCが遮音性が高いという事です。私が調べたところでは、SRCとRCの遮音性の違いはほとんどないようです。
SRCはRCよりも大規模な物件(ファミリータイプ)に用いられる構造ですので、家賃も基本高くなる(10万円以上)と考えていいでしょう。
単身女性の物件選びには関連性が低いため、SRCは比較から外します。
S造の物件には住んだことはありませんが、ALCの物件には住んだことがあります。
ALCの物件は木造程は音は響きませんでしたが、現在住んでいるRCの物件と比べると、その遮音性の差は大きいと思います。
それぞれの物件の施工の状態、築年数も関わってきますので一概には言えませんが。
遮音性を考えるのであれば、RC(鉄筋コンクリート)物件であり、なおかつ戸境壁(こざかいへき)の厚さが重要になります。
遮音性に高いこだわりを持っている方であれば、RCの戸境壁の厚さを考慮すべきであると思います。
戸境壁(こざかいへき)など遮音性の高い物件構造についての詳細は、次の記事で詳しく説明をさせて頂きます。
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