デリケートな女性にもできる引越し料金値引き交渉術

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こんにちは!
引越し歴5回、一人暮らし歴11年目のアラサー女子チヒロです。

この記事では、

① 女性でもできる値引き交渉術

② (①をベースに)繊細な女性でも行える値引き交渉術

③ (②をベースに)繊細で気の弱い女性にも行える値引き交渉術

という構成で書かれています。

長めの記事ですが最後まで読んで頂くことによって、それぞれのケースにあった値引き交渉術がご理解いただけると思います。

 

デリケートな女性の場合、値引き交渉はハードルが高い・心理的な抵抗があると思います。

営業の方に不快感を与えてしまうのではないか?

値引き交渉をすることで、嫌な客と思われてしまうのではないか?

その事によって引越しで嫌な思いをするのではないか……。

そもそも、値引き交渉自体が苦手で、するべきものではないと思っている……。

その考えが少しでも軽くなり、『値引き交渉は引越し業界では当たり前のこと』で、値引き交渉はするものであり、営業の方もその心積もりであるという事を分かって頂けるよう説明をさせてい頂きます。

 

値引き交渉が当たり前である訳

まず、大前提として引越し料金に定価というものはありません

料金は全国で200社以上あるそれぞれの引越し業者の中で設定されていて、大手・中小それぞれに定められた独自の料金があるのです。

それに、引越しは利用者によって千差万別であり、人の性格やライフスタイルが全く同じものが無いように、全く同じ荷物の量で、全く同じ移動距離というような引っ越しも存在しないのため定価は存在しないのです(日通の単身パックという定額のものは存在しますが、荷物の上限は定められています)。

 

そして提示される見積料金は、業者にとってより儲けが多くでるような料金設定であり、値引き交渉が行われることを前提に作成されているのです。

それは、以前からそうではありますが、現在は特に引越し一括見積りなどの利用で相見積もりを取られることが当たり前になっているからです。

(また人の心理として、全く同じ条件で2万円という引越し料金だとしても、3万円から値引きされて2万円になった場合と、1万円から値上げされて2万円になった場合とでは、前者の方が圧倒的にお得感が感じられる、というところを突いているという事もあります。)

 

そのため仕事が欲しい業者としては、他の業者と勝負ができる値引き幅を持って見積を作成しているのです。

つまり、他社と比較されることなく、値引き交渉されずに、儲けが多く出る料金で仕事を受けることができればラッキー。

相見積もりで他社と勝負しなくてはならない場合は、勝てる=仕事を取れる料金まで値下げしましょう、という事なのです。

 

なので、一括見積サービス利用後、約10社から検討して絞り込んだ数社の営業マンの方と、提示された見積の金額からさらに値引き交渉をおこなう事は、相手に対して決して失礼な事ではありませんし、当たり前のことなのです。

(注)金額だけが引越し業者を決定する全ての条件ではなく、サービス・補償(保証)の内容や、営業の方から感じる誠意等の雰囲気も重要な決定事項の条件です。ですが、ここでは「値引き交渉」という金額面に絞って説明をさせて頂きます。

 

繁忙期(3月~4月上旬)以外は引越し業者としては社員やトラックを遊ばせておきたくはないので、とにかく仕事を入れたいと思っています。

引越し業者はCMでよく目にするような有名大手数社だけではありません

名前を聞いた事が無い中小の引越し業者を合わせると、日本全国に少なくとも200社以上は存在しているのです。

 

なので繁忙期以外は仕事を取り合っている状態であると考えて間違えありません。

進学や就職などで引越し全盛期となる繁忙期で、業者への予約が一週間以内というような直前の状態になってしまった場合こそ、業者側から提示された金額で引越しを行なわなくてはなりません。

ですが、それ以外の時期は料金の値引が当たり前であり、値引き交渉をすることは全く持って失礼な事では無いのです。

なので気負う必要は全くないのです。

この事を踏まえて、以下の値引き交渉についての記事を読んで頂ければと思います。

 

値引き交渉の基本

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料金を安くするには複数業者に見積を依頼し競合させること。

料金を比較するために各引越し業者に個別に連絡を取り、見積を依頼するという事は手間も時間もかかりますし、心理的な負担も大きくなってしまいます。

なので業者への見積の依頼は引越し侍などの引越し一括見積りサービスを利用します。

ネット上でご自身の引越し希望条件に合った約10社が提示されるので、料金・サービス内容・口コミなどを比較し、更に5社前後に絞り込みます。

その後、値引き交渉を行ないます。

 

交渉時にただ安くしてくださいと言っても、営業の方もプロですのでそう簡単には値引きをしてくれません。

営業の方が値引きをしやすい条件をこちらから提示することにより、交渉をスムーズに進めることができるのです。

その方法を以下に説明いたします。

 

引越し一括見積りサービス以外にも、引越し侍予約サービスというものがあります。

このサービスは一般的な引越し一括見積りサービスとは違い、ネット上で各社の見積金額・サービス内容等を比較し、その結果1社に予約を入れる、というものです。

このサービスについて詳しく知りたい方は『【引越し侍予約サービス】の具体的な利用方法を実際の利用時の画像と共に解説します。』の記事で詳しく説明していますので、そちらをご覧ください。

値引き交渉の負担を軽くしたいと思う方にお勧めのサービスです。

 

鉄則】値引き交渉必須5項目

1:繁忙期は避ける。

進学・就職のため引越しが盛んに行われる『繁忙期』といわれる3~4月、特に3月下旬~4月上旬の約2週間は、値引き交渉は正直無理です。

値引き交渉どころか、通常の倍以上の料金になってしまう事もあります。

利用者としてはどうしても引越しをしなくてはならない、業者としては仕事の依頼が一杯一杯に詰まっているという状態であるため、業者の言い値で引越しをしなくてはならなくなるのです。

どうしてもその時期(3月下旬~4月上旬)でなくてはならない場合は仕方がありませんが、できれば1月~2月下旬までには引越しを終えることができるようにしておきましょう。

 

2:祝日・週末、月初・月末は避ける。

祝日・週末は引越し希望者が多いため、必然的に値引きは難しくなります。

また、月初・月末はすでに賃貸住居生活をされている方の家賃の更新・家賃の支払い日の関係から、引越しを希望する人が多くなるためこの場合も値引きは難しくなります。

なので、値引き交渉に理想な日は、月の中旬の平日という事になります。

 

3:『仏滅』に引越しをおこなう。

以前よりは大安や仏滅などの暦=縁起を気にする風潮は薄れてきてはいますが、まだ残っていることも確かです。

そのためできれば仏滅よりは大安に引っ越しをしたいと、漠然と感じてしまうのでしょう(私は神経質で物事を細かく気にしてしまうタイプではありますが、引越し日に暦を気にしたことはありません)。

一般的には「仏が滅する」という字で構成されている『仏滅』は、縁起が良くない日である思われています。

 

ですが、六曜(大安・仏滅・先勝・先負・友引・赤口)という中国で生まれた暦の本来の意味では、仏滅は引越しに良い日であるのです(ちなみに、仏教と六曜とは全く関係がありません)。

「仏滅」は実は明治になってからの当て字であり、それまでは「物滅」と書かれていました。

そして物滅とは『物がいったん滅び、新たに物事が始まる。
物を失わないように気を付ける』

という意味なのです。そのため物事を始めるには大安よりも良い日とされているのです。

「新しい物事を始める」「物を失わないように気を付ける」。
これってまさに引越しのことだと思います。

 

ですがこの事は一般的にはあまり知られていません。

そのため新しい物事を始める、新しい生活環境に対する不安から縁起を担ぐため、引越し日に大安を選ぶ人が多いのが現実です。

ちなみに、六曜では引っ越しに一番適さないとされているのは「赤口(しゃっこう)」の日です。

 

赤口とは「万事に用のない悪日」という意味の日です。

赤口の「赤」という字から、刃物や火のもとに注意が必要な日とされています。

この事から怪我や火事を連想するため、赤口は引越しの日取りとしては最も適さない日とされているのです。

これを言ってしまっては元も子もありませんが、六曜は科学的に説明がなされているようなものではなく迷信です。

縁起を担ぐのが好きな日本人が好んで使用しているのであり、もちろん欧米諸国などでは関係のない事柄です。

 

この事から、仏滅に引っ越しを行なうことは悪い事ではなく(むしろ引越しに適しており)、世間的に多くの人が避けたいと思っている日であるため、値引き交渉の条件の一つとして利用できるわけなのです。

繊細で細かい事を気にしてしまう方でも、「本当は仏滅は引越しに適している日である」という理由が分かっていれば、仏滅でも安心して引越をできるのではないかと思います。

 

4:午前便ではなく午後便orフリー便を選ぶ。

午前便】とは、午前にその日の一番はじめに行う引越しのことです。

なので、作業開始時間が決まっているという最大の利点があります。

トラックが大渋滞に巻き込まれるというようなアクシデントが起こらない限り、作業開始時間が遅れるという事はありません。

ですが、料金が高くなってしまいます。後述のフリー便と比べると、その差は場合によっては数万以上高くなってしまう事もあるようです。

 

午後便】とは、午前便終了後に行われる、その日の二番目に行われる引っ越しと考えて良いと思います。

ちなみに引越し料金の相場の平均は午後便をベースに算出されています。

午後便は午前便より料金が安くはなりますが、作業開始時間が決まっていません。

午前便の作業状況によって左右されてしまいます。

 

私は午後便の引越ししか行ってきませんでしたが、14~16時ぐらいの作業開始時間でした。

一般的な女性の一人暮らしで、県をまたぐような長距離の移動でないならば、搬出~移動~搬入(引っ越し作業終了)までの時間は2~3時間程度です。

よほどのトラブルが無い限りは夕食までには取り敢えずの引越作業は終了すると考えていいと思います。

なので、コストパフォーマンス的には午後便の利用が良いのではないかと思います。

 

フリー便】とは作業開始時間が業者にお任せ状態であるということです。

詳しく説明しますと、日にちだけを指定できるフリー便は『朝一番の引越し(稀です)』となる事もありますし、『夜間の引越し』になる事もあり得る、という事です。

フリー便は料金自体は最も安くなりますが、作業開始時間が全く読めないというリスクがあります。

 

朝一番ならまだしも、21時以降の夜間帯になってしまった場合は気が重くなりますし、集合住宅でしたら隣人の方に迷惑をかけてしまい、引っ越し早々印象を悪くしてしまいます。

また開始時間の問題だけではなく、フリー便はその日の3~4番目の引越しであるという事もあるため、作業員の方々が疲れ果ててしまっているという事も考えられます。

ということは、物損などのトラブルが発生しやすい状況である、という事になるのです。

フリー便はもっとも値引き交渉をしやすい条件ではありますが、そのリスクも高いということを覚悟しておいた方が良いと思います。

 

*午前便・午後便・フリー便の料金のおおよその目安。

引越し条件は『単身』『荷物は多目』『都内の移動(50km以内)』『引越し日は土日・祝日』『依頼作業内容は荷物の搬出~移動~搬入のみ』です。

時間帯 通常期(閑散期)  繁忙期
午前便 32,000円 55,000円
午後便 25,000円 42,000円
フリー便 20,000円 38,000円

 

午前便は作業開始時間が指定できますので、料金の安さよりも引越し時間が確定している方が安心できるという方には午前便の利用が良いと思います。

引越しを何回か経験されていて、荷物も少なめの近距離移動の引越しで、諸事情によりどうしても料金を安く抑えなくてはならないという方には、フリー便がお勧めです。

 

私は午後便を利用してきましたが、日が暮れてしまう前には搬入作業を終えることができていました。

引越し開始時間は指定することは出来ませんが、夜間になってしまうリスクが少なく、料金もある程度値引き交渉が可能な午後便が、単身女性の引越しにはお勧めであると思います。

 

5:一ヶ月以上前に引っ越しの予約をする。

予約を入れる日が一ヶ月以上前と早ければ、引越し業者のスケジュールも繁忙期以外であれば比較的あいている状態であるため、業者が一番値下げをしやすい日を選択してもらう事が可能になるのです。

航空券の早割の理屈と同じです。航空会社としては早めに席を埋めてしまいたい=引越し業者はなるべく早くスケジュールを埋めたいというわけです。

具体的には「引越し屋さんのスケジュールが空いていて、値下げをしてもらえやすい日はいつでしょうか?」と質問し、営業の方が値下げをしやすい状況に引き出すという方法が有効です。

 

営業の方としても選択肢が多い一月以上前と早ければ、さらに値引きしやすい状態となるわけです。

業者の暇な時期に引っ越しを行う副産物として社員の方に引っ越し作業をしてもらえる確率が高くなる、というものがあります。

どういう事かといいますと、繁忙期は人手が足りなくなるためアルバイトを雇う業者が多くなります。

アルバイトの方を否定するわけではありませんが、仕事への責任感という視点で考えた場合、やはり社員の方に作業をして頂いた方が安心でるという事になるのです。

 

値引き交渉の基本まとめ。

1:繁忙期(3~4月)は避ける。

2:月初・月末、祝日・週末は避ける。

3:『仏滅』に引越しをおこなう。

4:午前便ではなく午後便orフリー便を選ぶ。
午後便がお勧め

5:一ヶ月以上前に引っ越しの予約をする。

 

値引き交渉にあまり負担を感じない女性の方であれば、この5点を踏まえ営業の方と交渉をすることで、一括見積り料金よりも更なる値引きを実現させることができると思います。

ですが、そもそも人との駆け引きが苦手で、(引越し料金は安くしたいけれど)値引き交渉の労力とストレスを考えると……という方が、繊細な女性の大多数を占めると思います。

なので、そんな女性にも行える値引き交渉術をこれから紹介します。

 

女性でも行える値引き交渉術

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引越しがはじめてという方にも分かりやすいよう、もう一度基本的な部分から説明をします。
 

1:引越し侍などの【引越し一括見積サービス】や【引越し予約サービス】を利用し、自身が行いたい引越しの料金の相場を知る。

はじめて引越しを行う方は、自身が行いたい引越しの料金の相場を知ることが鉄則です。

引越し一括見積りサービス】を利用する事により、自身が行いたい引越しに対応できる約10社の料金・サービス内容等を知ることができます。

【引越し一括見積りサービス】以外にも、【引越し予約サービス】という引越し見積りサービスがあります。【引越し予約サービス】では、自身が選んだ1社のみとの値引き交渉になります。

【引越し一括見積りサービス】・【引越し予約サービス】どちらを選ぶ場合も、値下げ交渉の基本は変わりません。

 

とても分かりやすい親切な作りで、非常に使い勝手の良い引越し侍の【一括見積サービス】と【予約サービス】の違いについて詳しく知りたい方はこちらです↓

 

引越し侍の【一括見積り】を利用してとにかく費用を安く抑えたい!と思う方はこちら。
⇒引越費用を安く抑える必要性のある方は【一括見積り】を利用しましょう。

営業電話の嵐に巻き込まれない、非常に便利な【引越し侍予約サービス】について詳しく知りたい方はこちら。
⇒【引越し侍予約サービス】を実際に利用しての具体的な解説。


 

2:サービス利用時に得られた各引越し業者の「見積り料金」「サービス内容」「口コミ」を比較し、10社⇒5社に絞り込む。

一括見積サービスを使用すると、各引越し業者の方からメールや電話連絡がきます。

基本的にサービス利用後2日以内に連絡が来ると思って頂いてよいでしょう。

メールや電話で確認した各社の「見積り料金」と、利用した一括見積サイト内に記載されている「サービス内容」「口コミ」を比較し、値引き交渉をする業者を10社⇒5社に絞り込みます。

 

絞り込む間に各業者からの電話連絡の時に、営業の方のほとんどは「詳しく見積りをしたいのでお家にうかがわせてください」といってきます。

この時にすぐに訪問見積り日と時間を決めてしまっては絶対にいけません

訪問見積り=契約をとる、という心積もりで営業の方は訪問見積りに来ます。

ですから「他の引越し業者の方の見積内容を検討してからお返事させて頂きます」と言い、いったん電話を切りましょう。

 

そして、比較検討後絞り込んだ5社の中から、一番コストパフォーマンスの高い引越しができると思われる、お気に入りの1社を決めましょう

これが大事です。

なぜ大事なのかは後で説明します。

そして、絞り込んだ5社の引越し業者の営業の方に訪問見積りに来ていただきます。

訪問見積りに来ていただくときの注意点は、

 

1:訪問見積りの日は1日にまとめ、各社の訪問見積り時間は1時間と設定する。

2:お気に入りの1社は最後に来ていただく。

 

です。この重要な2点について説明します。

 

1:訪問見積りの日は1日にまとめ、各社の訪問見積り時間は1時間と設定する。

営業の方はその道のプロの方です。とにかく契約をとろうという気持ちで訪問見積りに来ます。

無料見積りを謳ってはいますが、人件費だけをかけて契約をとらずに手ぶらで帰るわけにはいかないのです。

なので、契約を結ぶまでは帰ろうとはしません。

 

気の弱い女性の場合はこの居座り作戦で根負けをしてしまい、本来は望んでいない契約を結ぶことになってしまいかねません。

この居座り作戦の対抗策として、引越し業界の暗黙のルールとしてある『他社の訪問見積りは邪魔をしない』を利用するのです。

つまりは、一日にまとめた各引越業社(5社)の営業の方の訪問見積り時間を、5時間にまとめ、1時間おきに訪問見積りに来ていただくのです。

例として、

A社:9時~10時
B社:10時~11時
C社:11時~12時
D社:12時~13時
E社:13時~14時

と訪問見積のスケジュールを立ててしまうのです。

この事によって、営業の方が契約をとるために居座り作戦を行なおうとしても、「次の訪問見積の方が来ますので、話をお聞きしてから返事をします」と、お引き取りを願うことができるのです。

この方法でしたら、繊細な女性の方でも営業の方の押しに負けることはありません。

 

ただ、マナーとして守って頂きたいのが、5回も見積りの話をするのは面倒だから、一時間の間にまとめて5社の営業の方に来てもらい、同時に見積金額を提示してもらうという事はやめましょう。

効率性を重視するとはいえ相手は人間ですし、仕事できているのです。

そんな扱いをされたら営業の方もこの人のために頑張って値下げをしようとは思えません。

 

結局は、コストパフォーマンスの高い引越しをする機会を逃してしまう事となるのです。

5社も対応するのは大変……疲れてしまう……と言う方の場合は、3社でも大丈夫です。

ただ、お気に入りの引越し業者の方は最後に来ていただくという事は守ってください。

 

2:お気に入りの1社は最後に来ていただく。

お気に入りの引越し業者の営業の方に効率よく値引きをして頂くために、最後に来ていただくのです。

その理由は、その前に営業の方から頂いた最も安い料金の見積り書を提示するためです。

ただしその見積書をすぐに提示してはいけません。

 

なぜかと言いますと、営業の方はまずは一括見積サービス利用時に提示された料金で話を進めようとするからです。

そして、まずはその話を黙って聞きましょう。

営業の方も仕事できていますので、相手の方を立てるという事もマナーですし、値引き交渉は人間相手のことですので、お互いに印象を悪くしないということも、物事(値引き交渉)をスムーズに進めることにつながるからです。

 

一通り話を終えると契約についての話になります。

この時にはじめて「もう少し安くなれば、そちらにお願いしたいんですけど……」と一言つぶやきましょう。多くを喋る必要はありません。

その事によって、まずは第一段階の値引き金額を営業の方は提示してきます。

 

ですが、まだ値引きの余地がある金額です。

最安値の見積料金より高い場合は契約をしてはいけません。

また、前に頂いた最も料金の安い見積書を提示してもいけません。

 

余計なことは言わず、「う~ん…」と考える様子で間を取り、営業の方の出方を待ちます。

この時にだいたいは営業の方が「うちとしてはこの料金が限界です」と言ってきます。

この段階まできたら、上記で説明をした、

 

1:繁忙期(3~4月)は避ける。
2:月初・月末、祝日・週末は避ける。
3:『仏滅』に引越しをおこなう。
4:午前便ではなく午後便orフリー便を選ぶ。
5:一ヶ月以上前に引っ越しの予約をする。

という営業の方が値引きをしやすい条件を提示します。

 

1:は大前提ですので、2~5を中心に話を進めます。

具体例として、

「有休が取れるので平日でも構いませんし、仏滅でも構いません」

「引越し開始時間が確定ではなくても良いので、午後便でも構いません」

「引越し日まで一ヶ月ありますが、一番料金を勉強(値下げ)して頂ける日はいつですか?」

と話を進めます。

 

この事によって、営業の方も「この人は引越し料金の値引きの知識がある人だ」と思い、値引きを真剣に考え始めます。

そして、営業の方が「本当にもうこれが限界です」と言ってきて、その料金が他の業者よりもまだ高い場合、この時に前に頂いた最も料金の安い見積書を提示します。

そして「この料金よりも安くして頂けるならば契約します」と言いましょう。

 

各業者の営業の方が訪問見積りに来て置いていく見積書の料金は、他の業者と勝負をして勝てるであろうと思われる料金です。

そのため、営業の方だけの判断では更なる値引きが難しい場合があります。

そのような場合「上司に相談の電話をさせてください」と言ってきます。

 

引越し業者の値引きには、基本的に3段階あると言われています。

1段階:担当営業者の値引き料金の幅。
=訪問見積りに来た営業の方に決定権がある値引き幅。

2段階:直属の上司の値引き料金の幅。
=上司が部下である営業マンから相談を受け、決めることのできる値引き幅。

3段階:会社の特別値引き料金。
=他社の料金に負けないためのその会社の威信をかけた特別な値引き料金。

だいたいの場合、2段階の値引き幅で納得のいく料金が提示されるようです。

 

上司との相談の結果、ほぼ間違いなく「限界の値引き料金」よりもさらに値引きがされます。

目安として最安値の見積料金から2,000~3,000円ほど安くなっている、自身が納得できる料金の場合は契約をおこないましょう。

 

引越し一括見積りサービスや引越し侍予約サービスを利用せず、このような値引き交渉も行わず、一社単独で契約をした場合と、ちょっと手間ですが、このような手順で値引き交渉をした場合とでは、数万単位の料金差が出てしまう=数万単位で損をしてしまう、という事になるのです。

 

ただでさえ引越しは経時的な負担が大きなライフイベントです。

数万単位で節約できるのに、その方法を知らず、実行しないという事は非常にもったいのない事なのです。

引越し料金を数万単位で安くする方法を知らない=搾取されるだけの情報弱者にならないためにも、情報収集は重要な事なのです。

 

繊細で気の弱い女性用値引き交渉術

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値引き交渉が当たり前であることは分かった。

お得なコストパフォーマンスの高い引越しをしたいとも思っている。

でも、繊細で気の弱い女性の場合はこのような手順を踏むことに心理的な負担を感じてしまわれるでしょう。

 

だからと言って、値引き交渉を全く行わないというのは余りにももったいなさ過ぎます。

では、どうすればいいのでしょうか?

負担を軽くするためには、手順を省けばいいのです

ポイントのみを抑えた値引き交渉をすれば、負担もそれほど大きくはなりませんし、しないよりはよっぽどお得です。

では、実体験と情報収集の結果得られた、具体的な繊細で気の弱い女性用値引き交渉術を2種類に分けて説明いたします。

 

① 一括見積りサービス利用編

1:引越し一括見積りサービスを利用し、おこないたい引越しの料金の相場を知る。

2:料金・サービス内容・補償(保証)について検討し、料金は安くはないけれどもお願いしたいと思う引越し業者と、とにかく料金が一番安い業者の2社のみ訪問見積りに来ていただく。

3:2社の営業の方に同じ日に訪問見積りに来ていただく。最初に一番料金の安い業者に訪問見積りに来ていただき、上記の値引き条件5項目を参考にして値引き交渉を行なう。

4:最後にお願いしたいと思う業者の方に訪問見積りに来ていただき、最初に来た頂いた一番料金の安い業者の見積り結果を提示し、その料金以下になるならば引越しをお願いしたいと言い、それ以外は余計なことは言わない。

5:納得のいく料金=最安値の業者の料金より2,000円前後安くなったら契約を行う。

 

② 引越し予約サービス編(繊細で気の弱い女性にお勧めです

1:引越し侍予約サービスを利用し、おこないたい引越しの料金の相場を知り、料金・サービス内容・口コミを検討し、お願いしたい業者1社を選択する(1社のみ選択可能)。

2:訪問見積りに来ていただき、上記の値引き条件5項目を参考に値引き交渉を行なう。

この時に「一番料金の安くなる日はいつですか?」と単刀直入に営業の方に聞いてしまうのも有効です。

また、引越し侍予約サービス利用時に一番安かった業者の見積料金を引合いにだし、この料金以下にならない場合は他の業者にお願いすると決めていると話すことも有効です。

3:納得のいく料金=最安値の業者の料金より2,000円前後安くなったら契約を行う。

 

このような簡略化された値引き交渉では、正直大きな料金の値引きは無理かもしれませんが、交渉を行なわないよりは絶対にお得です。

値引き交渉が苦手な方は、この方法で行う事をお勧めいたします。

引越し料金は「値引きすることが当たり前」のものです。

 

営業の方もその辺は心得ているので、気にする必要はないのです。

そう言われても、繊細で気の弱い女性の方の場合は、営業の方に不快感を与えてしまうのではないか?

その事によって引越し自体が嫌な雰囲気になってしまうのではないか?

と必要以上に考えてしまうでしょう。

でも、本当に大丈夫なのです。

 

私自身、電化製品を家電量販店に買いに行っても値引き交渉が苦手な人ではありますが、引越し料金は値引き交渉をするのが当たり前だという事を知ってからは、割り切って交渉をしています。

 

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値引き交渉をした結果で引越しで嫌な思いをしたことはありません。

そもそも、営業に来る方と当日に来る作業員の方は全く違う方なので、関係はないのです。

私は今後も引越しをするときは必ず値引き交渉はするつもりです。

 

引越し料金を安くし節約しながら、サービスの質の良い引越し業者を探す方法の一つとして「引越見積りサービス」を利用する、という方法があります。

といっても、引越し見積りサービスはたくさんありますよね。

そこで、無料で利用できるオススメな引越し見積りサービスについてまとめてみました。

その記事がこちらです。

【2017年版】女性にオススメな引越し見積りサイトランキングBest8+α

新しい生活の第一歩である引越しで、数万円は料金を安くできる引越し見積もりサービスを利用してみてはいかがでしょうか?

 

 


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