騒音トラブルに巻き込まれないために②

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こんにちは!
引越し歴5回、一人暮らし歴11年目のアラサー女子チヒロです。

この記事では、騒音問題に悩まされにくいお部屋の特徴、お部屋選びでチェックすべき点について解説しています。

この情報を知らないでお部屋選びをしてしまうと、騒音問題に悩まされてしまう可能性が高くなってしまいます。

これからお部屋探しをする方すべての女性にオススメな情報です!

それではよろしくお願いします!

 

遮音性の高いお部屋とは?

戸境壁(こざかいへき)とは、住居と住居の間の壁のことです。
つまり、お隣さんとの仕切り壁のことです。

分譲マンションの戸境壁は180mm~250mmとなっていますので、賃貸マンションでも180mm以上の厚さがあれば分譲マンション並みの防音効果が期待できるということになります。

不動産業者の方に確認することを強くお勧めします。

 

絶対ではありませんが、同じような作りのRC(鉄筋コンクリート)物件でしたら、築年数が新しいほど基本的に遮音性が高いという事になります。

 

遮音性を考慮するうえで、壁の厚さと同等に重要になるのが床の厚さです。

マンションでは床の遮音性を表す数値として【L値(えるち)】というものがあります。

L値には二種類あり、重量床衝撃音(LH)と軽量床衝撃音(LL)があります。違いは、

 

重量床衝撃音(LH)
=子供が床の上で飛び跳ねる音、ドスンドスンという足音、重い荷物を床に落とした時ドンッという音など。

軽量床衝撃音(LL)
=フローリングの上を椅子を引きずる音、軽い荷物を床に落とした時の音など。

 

という事になります。

マンションの床の遮音性を表すL値を確認することは重要事項です。L値は『LH-50』『LH-25』・『LL-50』『LL-25』と言うように表記をされています。

LH、LLどちらの場合も数値が低い方が遮音性に優れている、という事になります。つまり『LL-50』よりも『LL-25』の方が軽量床衝撃音の遮音性は高い、という訳です。

 

日本建築学会ではマンションなどの集合住宅においては『LL-45』が、望ましい水準と定めています。

L値は45以下】を物件選びの床遮音性の基準値にして頂ければいいのではないかと思います。

床のL値を下げる上で大きく関係してくるのが床のスラブ厚=床(天井)のコンクリートの厚みの事です。

厚い方が遮音性が高い=L値が低くなる、と考えて良いでしょう。

 

マンションのスラブ厚は270mm以上が理想的と言われていますが、一般的なマンションの場合、実際には200mm~250mmが多いようです。

築10年以上のマンションではスラブ厚が150mmという物件が多くみられますので、RCタイプのマンションで家賃が相場より安い場合は、この点も注意しましょう。

現実的には200mm以上の物件を探すという事になると思います。

 

スラブ厚が200mm以上あり、LH-45以下であったとしても、子供が床の上で飛び跳ねる音は『太鼓現象』という音が増幅されてしまう現象により、音が大きく響いてしまうため、騒音と成り得てしまう可能性が高いです。

なので、部屋の上階の住人の方が家族で就学前の小さなお子さんがいるような物件は避けるべきです。

こういった面からも、マンションは最上階の角部屋がお勧めです。

 

ただ、最上階角部屋は部屋数が少ないうえに人気であるため、同じマンション・同じ間取の他の部屋よりも家賃が高目です。

最上階・二面採光(二か所に太陽光を取り入れる窓がある)という構造上、夏場は冷房が効きにくいということもあります。

 

また注意点として、大きな幹線道路や高速道路近くの物件は避けるようにしましょう。

二面採光であるが故に、外の騒音が響きやすい構造であるからです。

 

残念なことに、環境面・物件の構造に拘ってRC物件を選べば、騒音問題に悩まされる事が無い、とは言い切れないのが現実です。

隣接する部屋に住んでいる方の集合住宅で生活するうえでのマナーが大きく関わってくるからです。

なので、面倒であるとは思いますがお部屋をある程度絞り込んだら、できるだけ足を運んでみることです。

 

物件の見学時に不動産の営業の方は脈があると感じると色々と手を使って(『この物件には他の見学者の予約が入っている』など)契約を強く促してきます。

ですが、その手には乗らないようにしてください。

即決は避けるべきであると思います。

 

特に音が気になる平日の夜や週末の夜に複数回、個人的に物件を見学してください。

居住者の方々の生活スタイル、生活音の状況を確認することによって、物件を決定してしまう前に他の物件を探すなど、騒音問題に悩まされないよう手を打つことができます。

 

不動産の営業の方や大家さんに居住者の状況を聞いても、まずマイナス要因・否定的なことは言いません。

当たり前の事ですが、入居してもらい、契約手数料・賃料が欲しい訳ですから、契約をパスされるようなことは言うはずがありません。

自身の身は自身で守るしかないのです。

 

遮音性の高い物件構造まとめ

戸境壁の厚さ 180mm以上
 スラブ厚 200mm以上
 L値 45以下

RC物件を内見する際は、まずこの3点をチェックすることをお勧めします。
 

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騒音トラブルに巻き込まれないために③

 

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