ペット可賃貸物件でトラブルに巻き込まれないために、絶対に知っておくべき注意点④ 『小型犬は鳴き声に悩まされる確率が高いです』

Agressive parson russell terrier dog barking on lead on walk with his owner, isolated on white background

 

トイプーかチワワと飼おうと思ってます!

めっちゃかカワイイですよねぇ~っ!

楽しみだなぁ~。

 

チヒロ

たしかに!

あのクリクリした瞳で見つめられると、とろけちゃいそうですよねぇ~。

でも! 注意してくださいね!

 

え? なにを……?

 

チヒロ

小型犬は鳴き声(吠える声)でトラブルになる事が多いんです!

 

こんにちは!
引越し歴5回、一人暮らし歴11年目のアラサー女子チヒロです。

この記事ではトイプードル・ミニチュアダックス・チワワなどのや小型犬と同居する際に気を付けなくてはならない注意点、猫ちゃんと同居するときの注意点について実体験をもとに解説しています。

また、ペット飼育可物件に住むうえで気を付けるポイントにも触れていますので、引越し先にペット飼育可物件を考えている方はぜひお読みください。

それでは、よろしくお願いします!

 

小型犬と集合住宅で同居するために知っておくべきこと。

かわいらしく女性に人気の小型犬ですが、基本的に大型犬よりも吠える確率が高いです。
その理由の一つが、生まれ持っての犬種による習性です。

狩猟用に改良されたダックスやジャック・ラッセル・テリアなどは吠える用のワンちゃん(犬)であるため、アパートやマンションでの集合住宅での飼育には特に注意が必要です。

また、ワンちゃんの本能として、自分より大きなものは強い=怖いと感じてしまいます。

そのため自身を守るために吠える、威嚇するのです。小型犬であるがために、大型犬よりも身を守るために神経質にならざるを得ないのです。

 

小型犬でもワンちゃんの性格は異なるので、絶対にそうであるとはいえませんが、基本的には神経質・臆病です。

そのため、インターホンの音・廊下を歩く足音・近隣からきこえてくる物音に敏感に反応し、吠えてしまうのです。

では、小型犬を集合住宅で飼うのはやめるべきなのか? というと、そうではありません。

 

飼い主が小型犬の習性・本能を知り、ワンちゃんが安心して暮らせる環境の提供(遮音性の高いRC構造のマンションなど)につとめ、きちんと躾(生活音トレーニング用CDなどの活用)をおこなう事で、近隣の方々とのトラブルに発展してしまうことを防ぐことはできるのです。

 

 

大型犬でもよく吠えるワンちゃんもいるので絶対とはいえませんが、これは知っておくべき事実です。

小型犬の無駄吠えが、集合住宅で生活を送るうえでのトラブルの原因にならないために、情報を収集し対策をしっかりと行う事が重要です。

 

近隣からの苦情・トラブルの結果、そのお部屋に住みにくくなってしまう可能性も十分にあり得ます。

最悪の結果、引越しをしなくてはならなくなってしまった場合には、経済的・身体的・精神的な負担が大きくのしかかります。

 

引越しをしてもワンちゃんの吠える原因が何(甘え? 不安? ストレス? しつけ不足?)であるのかを知り対策をおこなわないと、同じトラブルを繰り返し、また引越しをしなくてはならないという状況にもなりかねません。そのような状況は飼い主もワンちゃんも不幸です。

ペット可物件では小型犬のみ飼育可という場合がほとんどです。
また、小さくて可愛らしいため女性に人気のある犬種です。

ですが、吠える確率が高く、トラブルになりやすいという事を理解し、同居を考えている方はしっかりと対策をおこないましょう。

 

ペット飼育『黙認』のところには住むべきではありません。

Sign

まれに大家さんがペット飼育を黙認している物件があります。

ペット可の物件ではないのに、ワンちゃんや猫ちゃんと同棲してしまっている人がいる、それを大家さんが見逃しているということです。

 

このような物件にお住まいの人で、私もペットと同棲しちゃおうかな……と考えている人は、絶対にやめましょう。

万が一トラブルが起きたとき、退去通告を受けても従うしかないという全面的に不利な状況になってしまいます。

 

退去時にお部屋の原状回復費を数十万円請求されることも考えられます。

その場合も規則違反を犯していた借主の過失であるため、全額を支払うこととなる可能性が高いです。

 

弁護士に相談し裁判という手もありますが、相談費用・裁判費用もばかになりません。

ペット飼育可ではなく、黙認のところで猫ちゃんと同居してしまい、トラブルに巻き込まれてしまった友人の事例を紹介します。

 

黙認のところで黙って同居してしまい、トラブルになってしまった事例

友人は猫ちゃんが大好きで、実家では3匹の猫ちゃんと同居していました。

その3匹の猫ちゃんが寝ている画像をスマホの待ち受け画面にするほどでしたので、その想いの強さが伝わります。

就職のため上京してきた際に借りたお部屋は、ペット飼育不可のものでした。

 

本当は飼育可の物件で猫ちゃんとの同居を望んでいたのですが、就職したては仕事が忙しく、猫ちゃんの世話を十分にはできないであろうという事、職場から近い希望の地域では猫ちゃんの飼育可物件が極端に少なく、家賃的にも条件が合わないなどの理由から、同居はあきらめていました。

 

就職して2年ほど過ぎると仕事にも少し余裕ができ、猫ちゃんと同居がしたいという思いが再び強くなりました。

ですが、友人が借りているお部屋はペット飼育不可のものです。仕事が休みの日に猫カフェに通う事で、その思いを紛らわせていました。

 

ある日のこと。友人が仕事から帰宅しマンションの廊下を歩いていると、ある部屋の前でワンちゃんの鳴き声が聞えました。

聞き違いだと思い立ち止まり、聞き耳をたてました。
すると再び吠える声が聞えたのです。

その声はTVの音ではないという事がはっきりとわかりました。
声の大きさから小型犬だと推測されました。

 

数日後、そのお部屋からワンちゃんを連れて、散歩に出かける飼い主の方を見かけました。

「犬を飼っているんだ……でも、もしかしたら、少しのあいだ預かっているだけなのかもしれない……」(ペット不可の物件ではそれもダメです)と思い直し、猫ちゃんとの同居をしちゃおうかな……という思いを掻き消しました。

 

しかし、しばらくしても、その住人の方が散歩に出かける姿を度々見かけるのでした。

その方は20代と思われる女性の方で、マンションの廊下や階段ですれ違う時には感じよく挨拶される方でした。

 

ある日のこと。仕事から帰ってきた友人が、散歩に出かけるその方とワンちゃんをエントランスで見かけました。

友人は「可愛いワンちゃんですね」と話しかけました。
するとその方は臆することなく「ありがとうございます」と笑顔で応えました。

友人は思い切って「ここ(マンション)、ペット大丈夫なんですか?」とたずねました。

すると「(マンション内に住まれている)大家さんと時々すれ違うけど、何も言われませんよ」とその方はこたえました。

その言葉を聞き、友人は(大丈夫なんだ!)と勝手に解釈してしまいました。

 

それから間もなくして、友人はペットショップでアメリカン・ショートヘア(アメショー)の仔猫を大家さんに確認をせずに購入してしまいました。

写真を見せてもらった私は愛くるしいその姿に「めちゃくちゃ可愛いね!!」と絶賛してしまいました。

 

amesyo

 

ですが、あのマンションてペット飼育可だったっけ? と思い直し、友人に確認をしました。
すると、上記のような話を友人から聞くこととなったのです。

 

幸い大人しい性格の猫ちゃんであったため近隣トラブルもなく、1年ほどの時が流れました。

すると、猫ちゃんが大好きな友人は「私が仕事に行っている間、一人で居ると淋しいと思うから」と、もう一匹アメショーを飼ってしまったのです。

その話をあとからきいた私は、一匹目の時にもっと厳しく注意しておくべきだったと後悔をしました。

 

二匹目の猫ちゃんは元気いっぱいのヤンチャな性格でした。

部屋中いたるところで爪とぎをしてしまい、柱や壁紙はボロボロになってしまいました。

また、去勢をしていなかったため、スプレー行為も見られました。

 

友人の部屋に遊びに行ったとき、室内の臭いと惨状を目撃し、これは大変なことになってしまったと思いました。

そして、退去時には数十万円の原状回復費用を請求されてしまう可能性がある事を話しました。

ですが、マイペースで大らかな性格の友人は「大丈夫。当分ここから引っ越すつもりはないから」と笑って話を受け流されてしまいました。

 

しかしそれから数ヶ月後、トラブルが起きてしまったのです。

管理会社から電話があり、臭いと鳴き声のクレームが近隣からきていると言われてしまったのです。

そして、管理会社の方と大家さんが確認のために部屋を訪れました。

比較的温厚な大家さんだったのですが、室内の臭いと惨状を目撃し「今月いっぱいで出て行ってください! お部屋の修理費(原状回復費)は全額負担してもらいます!」と、弁解の余地もなく言い切られてしまったのです。

 

ペットと同居していない人、特にペットが苦手な人には、換気扇や通気口方の臭いですぐに分かります。

飼い主には気にならないモノであっても、それを臭い(くさい)=不快だと感じてしまうのです。

 

近隣の方は分かっていても我慢していたのかもしれません。

ですが、二匹目の猫ちゃんを飼ってしまったことにより臭いが倍になり、限界を超えてしまったのでしょう。

柱の修理費・壁紙、フローリングの張り替え費、室内の消毒・消臭費などの原状回復請求額は、60万円以上でした(契約書には違反時には違約金を支払うことが明記されていたのです)。次のお部屋への引越し費用も含めると、100万円以上の出費となってしまったのです。

 

浪費傾向のある友人には、100万円を超える貯金はありませんでした。

実家のご両親にお願いし、半額を負担して頂くことにより、なんとかこの状況を乗り越えることができました。

友人の場合はご両親の理解があったため、猫ちゃんと別れなくてはならない事態は免れることはできました。

 

ですが、必ずしもそのように運よく事が運ぶとは限りません。

里親に出すというお別れならまだましです。

本当に最悪な事態とは、家族同然に愛する猫ちゃんを、自分で保健所に連れて行かなくてはならないということです。

私には考えられませんし、絶対にしたくはありません。

 

そのような事にならないためにも、猫ちゃんとの同棲を望まれる場合は、ペット飼育可であり、なおかつ猫飼育可の物件を探すことです。

正直少ないのが実情ですが、猫ちゃんブームで最近は少しずつ猫飼育可物件が増えてきているようです。
根気よく探しましょう。

 

Shot of a beautiful woman embracing her striped cat

ルールを破ってペットと同棲をするということは、飼い主・ペットとも不幸な結果になってしまうという事を忘れないでおきましょう。

 

やっと見つけた理想のお部屋がペット飼育不可。ただし可能性はあります。

上記の項目でペット飼育不可・黙認である物件では、ペットとの同棲は絶対にNGであると書きました。
その事実は変わりません。

ですが大家さんの許可があれば、同棲することは可能になります。

 

立地・間取り・家賃などが理想のお部屋をやっと見つけても、ペット飼育不可でガッカリとしてしまうことが多いです。

そのような場合は、まずは不動産業者を通じて大家さんに相談してみましょう。

許可が出る可能性は決して高くはありませんが、相談してみる価値はあります。

 

 

現在の賃貸不動産の現状は部屋余り状態、借り手市場です。
長期間の空室状態に頭を悩ませている大家さんは多いのです。

そのため、築年数が古い(あまり古い物件は防音性の低下が著しいのでお勧めしません)や、駅から離れているというような物件は、比較的許可が下りやすいようです。

 

許可が下りた際に注意しなくてはならないのは、決して口約束だけではいけないという事です。

入居後万が一トラブルが起きたときなどに、許可をしていないと言われかねないからです。

必ず契約書類にそのこと明記してもらいましょう。

 

ただ、この方法はあまりお勧めできません。

その理由はいままでペット不可の物件であったため、ワンちゃんや猫ちゃんが苦手な方が住んでいる可能性が高いからです。

そのため、些細な事でもトラブルになってしまうことも考えられます。最終的な手段だと理解しておきましょう。
 

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