私の引越し遍歴①「自身の未熟さを痛感しました」

Young Asian woman in a cardboard packing

 

チヒロ

引越し歴5回、一人暮らし歴11年目のアラサー女子「チヒロ」です。

この記事ではまず、物件(お部屋)と引越しに関する基礎知識についてふれています。
この事を知っていると記事を読みやすく、内容を理解しやすくなると思います。

【私の引越し遍歴】では、引越し経験を毎日つけている日記の情報をもとに、具体的な費用などを詳しく書いています。
引越し、一人暮らしを考えている方の参考になれば幸いです。

 

物件(お部屋)の構造について大まかな分類。

・SRC(鉄筋鉄骨コンクリート)
・RC(鉄筋コンクリート)
・ALC(鉄骨ALC造)
・S造(重量鉄骨造)
・S造(軽量鉄骨造)
・木造

の6種類になります。

・基本的に家賃が高い順は:SRC>RC>ALC>S構造>木造です。
・また、基本的に遮音性が高い順も:SRC>RC>ALC>S構造>木造です。

特に「音」に対して敏感な私は、現在は家賃が高くても遮音性の高いRC(鉄筋コンクリート)の物件に住んでいます。

はじめての一人暮らし時は家賃を抑えるために木造物件に住みましたが、私には耐えられない環境(遮音性の低さ)でした。

この件に関しては以下の【私の引越し遍歴】の記事の中で詳しく書いています。
私のように物音に敏感な方は、特に一読して頂くことをお勧めいたします。

 

引越し業界の【繁忙期と閑散期】について。

引越し業界には【繁忙期と閑散期】と言われるものがあります。繁忙期=忙しい時期、閑散期=暇な時期、と理解して頂ければと思います。

繁忙期と閑散期は具体的にはいつなのかと言いますと、

繁忙期⇒3月~4月上旬(進学・就職の時期)
閑散期⇒1・6・11月

と言われています。また、多くの人が引越しを希望する週末・月頭・月末も繁忙期となります。

引越し料金をできるだけ安く抑えたいと考えている方は、

1・6・11月の平日で、月頭・月末以外

の日に引っ越しをすることをお勧めいたします。

これから【私の引越し遍歴】について述べさせて頂きたいと思います。

過去5回の引越し経験から得た知識と情報が、繊細な女性読者の方のお役に立つこととなれば幸いです。

 

私の引越し遍歴

・私の5回の引越し遍歴について、できるだけ詳しく書いていきたいと思います。
業者名や料金などの情報は、日記に付けていたため正確なものです。

・引越し業者の方に依頼した作業は「荷物の搬出・運搬・搬入」のみで、荷造り・荷解きは自身で行ないました。

 

1回目の引越し

理由
自立した生活をしたかった。
両親の過干渉から逃れたかった。

物件
・築10年ほどの木造
・2階建
・全6戸
・2階の真ん中の部屋

家賃
5万3千円

間取り
1K(洋室6畳+キッチン3畳・風呂トイレ別)

その他
2口ガスコンロ設置可

滞在期間
1年弱。

利点

家賃が安く、礼金が無く、敷金が1と初期費用を抑えることができたことです。
就職して2年ほどでの引越しであったため、とにかく出費を抑えたいという思いからの決断でした。

 

問題点

1:騒音問題

 

木造でなおかつ壁と床が薄かったため、両隣はもちろん(隣の方のイビキが聞えるほどでした)、階下の方の生活音も筒抜けでした。

特に酷かったのは階下の方でした。
学生でバンドをやられていたようで、深夜にも関わらずベースを弾く練習をしてその音がズンズンと響いたり、友達を呼んで飲み会をして大声で騒いだりという状態でした。

2~3度一階の隣の部屋の方が深夜に怒鳴り込んでいく声を聴きました。
通報をされて警察官が来たこともありました(その声もほぼ聞こえていました)。

しかし効果があるのは2~3日だけで、根本的に騒音が改善されることはありませんでした。
とても嫌な経験でした。

2階の両隣の片側の方は、OL風の女性で静かに生活をされていたのですが、もう片方の隣の方はサラリーマン風の男性で、夜遅くに帰宅して深夜に洗濯機を回したり、何故か金曜の深夜(23時頃)に掃除機をかけることが度々ありました。

週末に恋人を呼んで一緒に過ごされている様子も見られなかったので、何故金曜日の深夜に掃除機をかけるのかは疑問でした。
私に対する嫌がらせではなかったと思います。
階下の方のほうがよっぽど掃除機の音や掃除機が壁にぶつかる音が響いたと思います。

また、駐車場がアパートの前に隣接していて、冬は早朝(5時ごろ)から車の暖機運転を20分近くされる方(一階の方でした)がいて、冬場の寒い時期に起床時間の一時間半前に起こされてしまうのも辛い事でした。

一般的な騒音対策のマニュアル通りに、管理会社に連絡~大家さんに連絡と言う手順を踏みましたが、注意を喚起するチラシが配られる程度で効果はありませんでした。

 

2:交通・生活の便が悪い

アパートまでは駅からバスで20分~バス停からアパートまで徒歩5分という環境でした。

バス停からアパートまでの道のりも夜間は街灯がまばらであったため薄暗く、治安の面からも良いといえるものではありませんでした。

スーパーやコンビニなどが徒歩圏内にはなかったため、生活の便も良いとはいえませんでした。
あまり開けた場所ではなかった為、バスの本数が少ないという事もマイナス要因でした。

飲み会などで帰宅が遅くなり終バスを乗り過ごしてしまうとタクシーに乗るか、徒歩で約1時間という選択肢しかありませんでした。

深夜に一時間歩いて帰宅と言う選択はあり得なかったので、痛い出費でしたがタクシー代2,000円を払うしかありませんでした。

 

3:冷暖房の効きが悪い

木造で床と壁が薄く断熱効果が悪かったため、エアコンの冷暖房の効きが非常に悪かったです。
なので夏も冬も電気代がかさんでしまいました。
遮音性が悪い=断熱効果も悪い、と考えた方が良いと思います。

 

不動産業者

何も知らなかった私は、とりあえず実家から自転車で5分程の所にある不動産事務所を訪ねました。
そこはCMでよく目にするような大手業者ではなく、地域密着型の不動産業者でした。

物件の間取り図がガラス一面に貼られた、独特な雰囲気の少し薄暗い事務所に踏み入るにはそれなりの覚悟がいりました。

物件廻りは中年の男性の方に対応していただきました。
その時の対応は可もなく不可もなくという感じでした。

不動産業者の男性営業スタッフに無責任で強引な対応(若い女性の中にはセクハラ的な不快な、怖い思いをされる方もいるようです)をされ、不快な思いをすることは有りませんでしたが、この方に担当して頂いてよかったと思えるような事もありませんでした。

はじめての経験であったため、「こんなものなのかな」と言う感じでした。

いま思い返せば「部屋さえ決めてくれればそれでいい」と言うような感じだったとも思えます。
物件探しについて全く無知だった私は「簡単なお客」として甘く見られていたのかもしれません。

ハッキリとしていることは、私自身の賃貸不動産に対する知識の無さ、情報収集が全くできていなかったことが、この時のお部屋選びの失敗の大きな要因であったという事です。

間取り図の見かた、物件の構造の違いすら知らなかったのです。
注意したのは日当たりと風通しの良さぐらいでした。

知識が無くても、運よく親身になってお部屋探しをお手伝いして頂ける不動産業者の方に当たり、良いお部屋を見つけ、快適な一人暮らしをスタートすることができる方もいます。
ですがそれは運任せです。

こちらがお部屋探しについてしっかりと情報を収集し、真摯な態度で物件探しに臨めば、それは相手(不動産業者の方)にも伝わります。

運に任せるというより、自分の身は自分で守るという意識で情報収集を行うこと、物件(お部屋)について学ぶことが、安心・安全・快適な一人暮らしをスタートさせるためには大切であると思います。

 

引越し業者の対応

 

『サカイ引越しセンター』(費用:4万5千円【繁忙期・移動近距離】)

見積り(料金)の比較を行わず、TVのCMでよく目にしていた大手であるサカイ引越しセンターのみに依頼をしました。
1社だけであった為、料金が安いのか高いのか分かりませんでした。

費用は4万5千円でした(3月であったため「繁忙期(引越しが盛んな時期)」だったのです。
繁忙期は引越しの予約が希望日にとり難くいうえに、「料金が高くなる」という事を知りませんでした)。
予想以上に高かったので驚いたことを憶えています。

引越し後、部屋に遊びに来た大学生の頃から一人暮らしを始めていた友人に料金のことを話すと、部屋の中を見回し「都内の移動でこの荷物の量で、その料金は高すぎる」と言われてしまいました。

訪問見積もりに来られた営業の方は男性でした。
ほとんど印象に残っていないため、淡々と業務を行われたという感じだったと思います。

営業の方の言うがままに任せる私を、簡単なお客だと思ったからかもしれません。

当時の私は引越しに「繁忙期(忙しい時期)」「閑散期(暇な時期)」がある事を知らなかった上に、料金の相場は有って無いもので値引き交渉はするものだという事すらも知らなかったのです。

営業の方からは引越しの開始時間には基本的に午前便・午後便・フリー便があり、開始時間を指定することのできる午前便の場合は、料金が1万円以上高くなってしまうという説明はありました。
料金を抑えるために、午後便での引っ越しを依頼しました。

午後便を指定したため、業者の方(2名の男性スタッフ)の到着が15時頃と遅く、午前便の業務が大変だったためか、私が女性なのでなめられてしまったためなのか、引越し先での荷物の搬入時の扱いが雑であったり、段ボールを落とされたり(私は気付いていたのですが、謝罪はありませんでした。衣類の入った段ボールでしたので問題はなかったのですが……)と、仕事はガサツであったという印象が残っています。

実家から引越し先のアパートまで車での移動時間は一時間弱でしたが、実家の部屋から荷物を搬出してアパートの部屋に荷物を搬入するまで、2時間ほどしかかからなかったと思います。まさに嵐のような引っ越しでした。

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その他

今思い返せば、引越しというライフイベントを軽く考え過ぎていたと反省しきりです。

見積を数社に依頼してサービス内容を比較し、値引き交渉をするという事、物件の構造=木造、S造、ALC、RCの違い、敷金・礼金・仲介手数料というシステムなど、全く無知でした。

そして、引越は心身、経済的な負担がとても大きいものであるという事を痛感しました。

実家から出て、自立した生活を送ることは良い事であると思います。

ただ、事前に引越しに対する知識を深めておくことは、経済的な負担の軽減の為にももちろんですが、心身の負担の軽減のためにも、私のような繊細なタイプの女性には必須であると思います。

細かい事を気にされない、おおらかなタイプの方でしたら『なんとかなる。流れにのって』で済ますことができると思うのですが……。

余談になりますが、仕事の資格取得関係で1ヶ月ほど木造2階建てのレオパレスに滞在したことがあります。
生活に必要な家電が全てそろっているという点はとても便利で重宝しましたが、壁の薄さには辟易としました。

生活音、特に上階の方の足音と引き戸の開け閉めなどの音は、びっくりするぐらい大きく聞こえました。
神経質な方には絶対にお勧めできません。

 

私の引越し遍歴②「社員寮という選択肢について」に続きます。

 


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