私の引越し遍歴②「社員寮という選択肢について」

paper house with key on wooden background, new house

 

チヒロ

引越し歴5回、一人暮らし歴11年目のアラサー女子「チヒロ」です。

この記事は私の2回目の引越しの具体的な費用など経験を詳しく書いています。

内容は女性専用社員寮での生活が中心になっています。

一人暮らしの選択肢として女性専用社員寮はどうなの?
と考えている方の参考になれば幸いです。

 

関連記事:1回目の引越しについて書いた記事はこちらです。

私の引越し遍歴①「自身の未熟さを痛感しました」

 

2回目の引越し(女性専用社員寮)

引越し理由:

騒音から逃れたかった。
両親の一人暮らしへの反対を押し切って家を出た為(「プロフィールと私が一人暮らしを決断した理由と過程のまとめ。」参照)、実家に戻るという選択肢はありませんでした。

そのうえ、前回の引越しから1年もたっていなかった為、十分な資金がありませんでした。

そのため乗り気ではなかったのですが家賃が2万と安く、不動産業者の仲介手数料や敷金・礼金のかからない、職場に隣接する社員寮に入ることを決断しました。

 

物件
・築10年ほどのALC構造の女性専用社員寮
・3階建
・全15戸
・2階の角部屋(本当は3階の角部屋が希望でしたが、空いていなかった為妥協をせざるをえませんでした)

 

家賃
2万(敷金・礼金無し)

 

間取り

1K(洋室6畳+キッチン2畳・ユニットバス)

 

その他

一口電気コンロ(IHではありません。なので料理をする上で火力が弱く、一口なので非常に不便でした)

 

滞在期間
約2年

 

利点

家賃・引越し初期費用が安い。

家賃が非常に安く、敷金・礼金・前家賃・仲介手数料などがかかりませんでした。そのため、引越しにかかった総額は5万円程度でした。

注意して頂きたい点は社員寮を利用する場合、基本的に引越作業は『専門業者を依頼する事』という入寮規定が多くの社員寮にある、という事です。家族や友人に引っ越し作業を手伝ってもらうという事が禁止されているのです。

器物破損時などのトラブル発生時に、問題を速やかに解消できるようにということを考慮しての規定であると思われます。

私の場合は引越し業者に依頼するつもりだったので問題は無かったのですが、もしこれから社員寮を利用することを考えている方は、その点を就職先の会社か社員寮の管理人の方に確認しておくことをお勧めします。

問題点

1:騒音問題+α

前回の木造に比べれば、ALC構造の為少しはましでしたが、騒音・生活音はやはり気になってしまうレベルでした。

隣の方の引き戸を閉める音やTVの音、夜中に洗濯機を回す音、友人や恋人との談笑時の声、上階の足音やトイレを流す音などの生活音は、結構な大きさで響きました。

隣の部屋の方が時々彼氏を部屋に呼んでいました。
男性を部屋に呼ぶことは女性専用物件では禁止事項ではあるのですが、隣の部屋の方以外にもそのような男性の姿はしばしば見受けられました。

規則を守るべきだと、そのこと自体に目くじらを立てるつもりはありませんでした。
ただ、隣の部屋の彼氏の方はベランダでタバコを吸われていることがよくありました。

その為、洗濯物を干しにベランダに出たときに鉢合わせになった時の気まずさがありましたし、洗濯物にタバコの臭いがうつることも嫌でした(女子寮であったため、天気の良い日は洗濯物をベランダに干していました。一般的な賃貸物件では女性の一人暮らしがばれてしまうため、外干しは厳禁です)。

隣の女性の方は気性がやや激しい傾向があり、彼氏の方と度々喧嘩をして大きな声を出すことがありました(スマホでの喧嘩の声もよく聞こえました)。
昼間でしたら我慢もできるのですが、夜中に怒鳴り声で起こされる事には辟易としました。

 

2:退社後も社員と関わるストレス

女性専用社員寮の場合は基本的に住人は女性のみという安心感がありますが、面倒なことがある事も事実です。

私の住んでいた寮はゴミ捨て場の掃除が当番制であったのですが、当番を忘れてしまったり、掃除が雑であったりすると、寮の管理人の方に話しを通せばいい事なのに、仕事場で実名を挙げて陰口を言って回る人がいました。

幸い私はその標的にはならなかったのですが、聞いていて気持ちが良いものではありませんでした。

また、上の部屋の方が私の所属する部署と同じであったため、仕事を終えて部屋に帰ってからもなんとなく気が抜けない感じでした。
休日に出かける時も階段ですれ違った時にあいさつをすると、仕事モードに頭が切り替わってしまうようでした。

 

【不動産業者】

職場の事務所で申込みました。淡々とした業務対応で特に不満はありませんでした。

 

【引越し業者の対応】

『地域密着型の小規模引越し業者(業者名は日記に明記してありませんでした)』(料金:3万2千円【閑散期・移動近距離】)

前回の教訓を生かし(友人から引越しの見積もりは数社から取って比較するべきだと教わったため)、タウンページで調べた3社に見積りの依頼をおこないました。

もっと多くの業者に依頼して比較検討、値引き交渉をするべきだったと今は思うのですが、その当時はネットの『引越し一括見積り』や『引越し侍予約サービス』というものの存在を知らなかったため、とにかく早く引越しをしたい、面倒なことはなるべくしたくないという思いが強く、3社が精一杯でした。精神的にまいっていたのかもしれません。

3社という複数業者に見積を依頼することによって、荷物の量・希望日など、引越しの詳細について同じことを何回も話さなくてはならず、各社の営業の方の電話連絡も頻回で疲れました。

ですが見積もりの結果、一番高い業者と安い業者とでは2万円近くの料金差があるという事が分かりました。

とにかく、引越し費用を安く抑えたい一心であった私は、見積料金の一番安い業者、大手ではなく、地域密着型の名前を聞いた事の無い業者に依頼をすることにしました。

見積もりに来られた男性の営業の方から、

「これ以上料金を頑張れる業者は他にはいませんよ」
「最近忙しい時期(実は閑散期でした)なので早めに決めて頂かないと、希望日が埋まってしまいますよ」

という発言が多くきかれ、やや強引に契約を促そうとする姿勢が見て取れた事が気になったのですが、料金が安くなるのだからと我慢をすることにしました。

料金が3万円以上と高くなってしまった要因のとして、引越しの一週間ほど前の依頼であった為、足元を見られてしまったことが挙げられます。
業者への依頼と決定は、引越し日の3週間~1ヶ月前ぐらいには決めておくことをお勧めいたします。

また、その当時の疲れた精神状態と引越し直前の依頼であったという負い目もあり、料金の値引き交渉を積極的に行う事が出来なかったという要因もあると思います。

引越当日の作業スタッフの方々の仕事の質は、あまり良いものとはいえませんでした。
午後便での依頼であったため疲れていたのだとは思いますが、態度が投げやりで言葉使いが乱暴な方がいて、不快で怖い思いをしました。
荷物の扱いも全般的に丁寧であるとはいえませんでした。

作業を終えて早く帰って欲しいと思うあまり、何も言わなかった私の態度もいけなかったのかもしれません。
言い訳がましいのですが、体格のいい男性2人の作業員の方々に対して、当時20代であった私は、黙って部屋の隅に立っている事しかできませんでした。

(注)必ずしも午後便での引っ越しの依頼だと、このような不快な体験をするという事ではありません。業者について口コミなどを調べていなかった、私の運が悪かった、という事に起因するのだと思います。

私の引越し遍歴③「レディースパックはお勧めのサービスです」に続きます。

 


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