私の引越し遍歴④「注意が必要な同棲とペット飼育可物件」

Dog and woman looking at each other

チヒロ

引越し歴5回、一人暮らし歴11年目のアラサー女子「チヒロ」です。

この記事では私の実体験をもとに、

①同棲をする場合の注意点。

②ペット飼育可物件に住むということ。

この2点について書いています。

同棲を考えている方、ペット飼育可物件を検討している方はぜひお読みください!

 

4回目の引越し(1)

理由
前の物件は、駅からのアクセスの悪さ、自転車・洗濯物を盗まれるという治安の悪さという部分もありましたが、騒音問題がほとんどなく、隣に住んでいた大家さん老夫婦の方に非常に良くして頂いていたため強い不満はありませんでした。

引越理由は、その当時付き合っていた彼と同棲することになったからです。
女性専用物件であったため同棲は禁忌事項でした。
また、私も彼も「ワンコを飼いたい」という共通の目的があったため、ペット飼育可の物件に引っ越しをするという理由もありました。

物件
ペット飼育可、築浅(約築5年)のRC(鉄筋コンクリート)・5階建・全20戸・4階南向きの角部屋

家賃
11万3千円+管理費7千円

間取り
2DK(洋室6畳+洋室6畳+キッチン6畳・風呂トイレ別)

その他
オートロック・独立洗面台・浴室乾燥機・ウォークインクローゼット・3口IHクッキングヒーター・対面キッチン・エレベーター付

滞在期間
:1年半

 

利点

① RC(鉄筋コンクリート)構造物件のため遮音性が高い=人の足音や床に物を落とした時などの衝撃音に対して遮音性の高い『二重床構造』『遮音フローリング』であるため、上下住戸に対して遮音性が高い。
『戸境壁』(共同住宅での隣の住戸との間の壁)がコンクリート壁で『180mm以上』の厚みがあるため、左右の住戸に対しても遮音性が高い。

② オートロック、マンションの出入り口・駐輪場に防犯カメラがついていたため、防犯性が高い。

③ 独立洗面台・ウォークインクローゼット・浴室乾燥機・3口IHクッキングヒーターと設備が充実。特に料理が好きな私は、火力が強く、掃除がとても簡単な3口IHクッキングヒーターは重宝しました。

以上の事から、幸い騒音問題に悩まされることはありませんでした。]

ただ、上階の方が床に重い物を落とした時のドスンッという音や、ウォーターハンマー:水撃作用(キッチンや浴室での水道使用時、全自動洗濯機使用時に『ドン!』『ガン!』というような衝撃音が壁の内側などから聞こえる現象。原因は水圧管=水道管内の水流を急に締め切った時に、水の慣性で管内に衝撃と高水圧が発生する現象による)等は夜間の静かな時には少し気にはなりましたが、問題視するほどではありませんでした。

(注)『二重床構造』『戸境壁がコンクリート壁で180mm以上の厚みがある』というのは、あくまでも遮音性が高い基準値です。この基準値をクリアしていれば、騒音問題に悩まされることはない、というわけではありません。不確定要素・運の問題になってしまいますが、住人の集合住宅生活に対するモラルが大きな要因になってしまいます。

 

問題点

① 高い家賃
一人ではとても払う事の出来ない高い家賃(オートロック式の比較的新しいRCマンションで、遮音性の高い作りの物件であったため、家賃+管理費で月12万円)。
一年半後彼が出ていってしまったため、一人で12万という家賃を払って生活していくことはとてもできませんでした。

② 高額な初期費用
双方ともワンコ好きであり、引越をしたらワンコを飼いたいという思いが強く有りました。
そのため、このマンションを選んだ大きな理由の一つに『ペット飼育可』物件であるという事がありました。
ペット飼育可物件であることもあり敷金2・礼金2と、初期費用が思いの外高く(約70万円)なってしまいました。

③ 数の限られるペット飼育可物件
愛犬がいたため、彼氏が出て行った後に引越すお部屋も、必然的にペット飼育可でなくてはなりませんでした。
ただでさえペット飼育可の物件が少ない中、ペット飼育可でも小型犬までという場合が多く、中型犬(愛犬は中型犬)まで可は少数でした。
そのため、次のお部屋を探すのにとても苦労をしました。

入居後3ヶ月ほどして大好きなワンコを飼い始めました。
無駄吠えをしないワンコなのですが、じゃれている時などに吠える声は気になりました。

他の入居者の方々も犬や猫を飼われている方がいらっしゃったのですが、天気の良い日などに窓を開けている時には、鳴き声や吠える声がたまに聞こえることはありましたが、騒音のように気になるという事はありませんでした。

ただし、犬・猫が嫌いな方は気になってしまうと思われるので、ペット可物件は避けるようにしましょう

関連記事:ペット飼育可物件を真剣に考えている方はこちらの記事をお読みください。
ペット可賃貸物件でトラブルに巻き込まれないために、絶対に知っておくべき注意点① 『ペット可物件に住むという事』

 

不動産業者

お部屋探し当初は特に引越を急いでいたわけではなかったので、ゆっくりとネットで物件を探したのですが『ペット飼育可物件が想像以上に少ない』という現実に驚きました。

家賃・間取り・建築構造(木造・ALC・RCなど)でヒットする物件に、ペット飼育可という条件をプラスすると、ほぼ1/10以下のヒット件数になってしまうという状態でした。

更に、二人の希望で家賃は8万円前後、双方の通勤時間が1時間以内で済む地域、彼の希望で間取りが2K以上のマンションであるという事、私の希望で最上階・角部屋の物件であるという事が加えられたため、さらに物件数は少なくなってしまいました。

 

(注)お引越し、お部屋探しの目的の一つが「同棲」である場合には注意が必要です。「二人入居可」と言う物件であっても、「同棲」「ルームシェア」はNGという物件が多いからです。

どういうことかと言いますと、「婚約」「結婚」した夫婦での二人入居は可であっても、「同棲」「ルームシェア」はNGという事なのです。何が違うのかといいますと、「別れる確率」なのだそうです。

結婚した夫婦であればそう簡単には別れることができないため、別れた結果でお部屋を引き払う確率が低くなる。

恋人同士の同棲や、友人同士のルームシェアでは、別れてしまったり不仲になる事によって、結婚した二人よりは簡単に部屋を引き払ってしまう=賃貸契約を解消してしまうリスクが高い、という事なのだそうです。

貸し手側(大家さんや物件のオーナー)としては、長期的に安定した家賃収入が望める結婚した夫婦の二人入居を希望するのです。

「同棲」「ルームシェア」が可能な物件もありますし、交渉次第では結婚をしていなくても二人入居が可能になりこともあるので、まずは相談をしてみましょう。

実際、私達がマンションに入居する際も、結婚をしていないという事で入居許可が下りないかもしれないと業者の方に言われました。
ですが、連帯保証人を双方(私と彼)に立てるという条件で、大家さんに入居を許可して頂くことができました。

二人入居可物件ではないのに、無許可で「同棲」「ルームシェア」をすることは止めましょう。
隣人等からの連絡で無許可の二人入居がばれてしまった場合、契約違反という事で強制退去という事態にもなりかねないからです。

その場合は新たに物件探しをしなくてはなりませんし、引越し費用もかかってしまいます。心身・経済的負担が大きくかかってしまう事態になってしまうので、くれぐれも注意をしましょう。

関連記事:同棲を真剣に考えている方はこちらの記事をお読みください。
女性が同棲をするときに知っておくべき4つのこと。「①その部屋は『同棲可』ですか?」

 

2~3ヶ月ほど二人で不動産屋を回ったり、HOME’SやSUUMO等のネットの賃貸不動産物件検索で物件を探したのですが、二人の希望を全て満たす物件は見つかりませんでした。

そして話し合いの結果、当初の二人の希望家賃8万円前後を妥協し、家賃10万前後にすることにして物件探しを再開しました(結果は家賃:11万3千円+管理費7千円=12万円と、だいぶオーバーしてしまいました。私たちが求める条件での「物件の相場」というものに関して、あまりにも無知であったという事を痛感しました)。

(注)家賃が希望の金額に近くても、「+管理費」というものの存在が結構大きいため注意が必要です。
家賃の額を少なくして、管理費を多く取るというような物件が結構多くみられます。
これは、大家さんや不動産業者が借りやすさをアピールするための作戦ですので注意をしましょう。

 

ネットのSUUMO賃貸不動産物件検索でようやく、二人の希望を満たす(家賃以外は)数件の物件を見つけることができました。

その中から家賃・初期費用・通勤時間などについて吟味し、話し合い、3件の物件に絞り込みました。
そして、個々の物件を管理する不動産業者に連絡を取り、じっくりと見て回り、このお部屋に決定をしました。

3つの物件はどれも異なる不動産業者が管理されていたのですが、大手であるエ○ブルの営業スタッフの方からは他の物件(設備が良い代わりに賃料が高い)も強く勧められ、断るのが大変でした(営業マンの仕事なので仕方がない事なのですが……)。

私達には妥協できない条件があるので、この物件以外には興味が無いのだと説明しても、見学だけなら無料ですからと食い下がられました。
彼は気が弱いタイプだったので押し切られてしまっては意味が無いと、私が頑張って拒否するしかありませんでした。

私の引越し遍歴⑤「一括見積りサービスを初めて利用してみて」に続きます。

 


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