私の引越し遍歴⑤「一括見積りサービスを初めて利用してみて」
引越し歴5回、一人暮らし歴11年目のアラサー女子「チヒロ」です。
この記事は、「同棲」と「ペット可物件」に住むということをはじめて経験した前回(4回目の引越し)の続きです。
引越業者を選ぶうえで引越し一括見積りサービスを利用した経験を中心に書いています。
引越し業者ってどうやって探すのがいいの?
引越し料金が安くてサービスの良い業者を探す方法はあるの?
というような、引越し初心者の方にはとくにオススメです!
4回目の引越し(2)
引越し業者「アリさんマークの引越社」
『アリさんマークの引越社』
(料金:2万2千円【閑散期・移動近距離】)
お部屋の初期費用が予想以上に高くなってしまったため、引越し費用は出来るだけ安く抑えようと思いました。
そこで、前回の情報収集で学んだ知識の一つ『引越し一括見積りサービス』を利用しました。
一括見積りサイトを利用するということは、複数の引越し業者の見積料金を比較し、引越業者と話し合う(値引き交渉を行なう)事によって料金を安くできるという事なのです。
業者は引越し一括見積りサービス経由で依頼をされることによって、他にライバル業者がいるという事が分かるので、単独業者で依頼するときのように見積料金を吹っ掛けられる事が無く、他業者と勝負できる料金をはじめから提示してくれる、知ることができるのです。
時期が繁忙期(忙しい時期)・閑散期(暇な時期)かにもよるのですが、引越し業界はライバルが非常に多い業界=全国に大小合わせて無数に業者があるため、トラックや従業員を遊ばせておくよりは、値引きをしてでも仕事が欲しいというのが実情なのです。
個別で引越し業者に連絡を取る場合は競争ありきではないため、基本的(良心的)な料金よりも「より儲けが多く出る料金」を提示してくるのだそうです。
駆け引きが上手な人はそれでも値引き交渉を行なえるとは思いますが、素人にはなかなか難しい事ではないかと思います。
特に若い女性の場合はなめられてしまう、甘く見られてしまう事があると思います。
この時利用したのは「ズバット引越し比較」というサイトでした(一括見積サイトは無数にあるので、良質なサイトを見極めることも重要です)。
関連記事:【2017年版】女性にオススメな引越し見積りサイトランキングBest8+α
初めて利用した感想は、料金にこんなにも差(最高値と最安値の料金差は倍以上)があるのだという事でした。
以前に3社の引越業者に見積を依頼して比較・検討をしましたが、その時よりも明らかな差がありました。
利用方法はいくつかの一括見積りサービスを提供しているサイトをチェックしましたが、基本的には情報記入事項欄は同じような作りです。
まずは記入欄に、希望日、現住所と引越し先住所、荷物の詳細(家電製品やソファーなどの種類と数)、希望の時間帯、人数、間取、オプション(エアコンの脱着の有無など)などについて入力(10~15分程度で完了)した後、希望日に対応可能な引越し業者(サイトにもよりますが10社が多いようです)が表示されます。
一括見積もりのデータ入力後、早い業者からは5分程でメールや電話連絡があります。
私の場合はメールで見積を送ってきたのは8/10社でした。9社からメールが来たのですが、1社(大手)だけは『直接電話でお話ししたい』ということで、料金は記載されていませんでした。
電話連絡は9社からありました(メールに見積料金が記載されていなかった大手の1社以外に、8社)。
メール見積もり以外に電話連絡もある、と考えておいた方が良いと思います。
ちなみに、一括見積を依頼した1/10社からはメールも電話連絡もありませんでした。
電話が苦手な方には大変な事ではありますが、この電話でのやり取りでメールだけではわからない業者のサービスの質(社員教育の程度)をある程度は見極めることができるので、料金(値引きの可否)・サービス内容(養生の範囲やハンガーBOXは無料?など)・保証(事故・物損時などの万が一の時の業者の対応)について質問し、訪問見積の業者を絞り込む事ができます。
メールの文章と内容がとても丁寧で、質の高いサービスを謳っているような業者の場合でも、電話で話すとガッカリとしてしまうことがありますので注意をしてください。
【保証=事故・物損時などの万が一の時の業者の対応】についてきちんとした説明のできない業者は、NGにして間違いはありません。
私の場合(単身女性の荷物比較的多め)一括見積もりでの見積り金額は、
⇒2万2千円~4万6千円
という幅がありました。一番料金の安い業者と高い業者との差は倍以上もありました。
一括見積の結果を比較して数社に絞り込んで訪問見積りを依頼するのですが、その時には必ず値引き交渉をしましょう。
【値引き交渉の方法】については、別の記事に書きますので、ここでは割愛させて頂きますが、交渉することによってほぼ確実に料金を下げてくれると言っても過言ではありません。
その理由は、訪問見積りの時には各業者の提示した料金・サービス内容が分かっているため、比較・交渉がスムーズに進みやすいからです。
料金・サービス・保証(補償)内容を比較検討し、情報を収集しておいた方が営業の方も女性だからとなめてかかることができないため、できるだけ情報収集はしておきましょう。
*値引き交渉の方法についてはこちら。
⇒『デリケートな女性にもできる引越し料金値引き交渉術』
逆のパターンとして、訪問見積り時の方が料金が高くなってしまうという事があります。
その理由は、訪問見積りで営業の方が実際の荷物やお部屋のある建物の立地条件などを見ることによって、引っ越し作業の困難さが予想以上であったり、特殊な運び出しをしなくてはならない大きな荷物や重い荷物があることが分かり、オプションが追加されることによって料金が高くなってしまう事があるためです。
そのような事を避けるためにも、訪問見積り前の電話での営業の方とのやり取りの時には具体的な荷物の量、大きさ、重さ、お部屋のある建物の立地条件などについて詳しく話し合い、料金について確認を行いましょう。
その結果、料金が明らかに高くなってしまうような場合には訪問見積はキャンセルをしましょう。
営業の方は契約の確率を高めるために、とにかく家に来ようとします。押し切られてしまい後悔しないようにしましょう。
お互いに無駄な時間と労力を使わないようにしましょう。
電話での訪問見積のキャンセルは「他の業者さんに依頼をすることにしたので」などの理由をきちんとお話すれば、比較的容易に行うことができます。注意しなくてはならないのは「訪問見積り時」のキャンセルです。
キャンセルの方法なのですが、その場ですぐに断ろうとしても営業の方はその道のプロであるため、簡単には了解してくれません。必ず食い下がってきます。
なので、話し合いの結果この業者はNGだなと思ってもその場ではお断りをせずに、「この後にも他の業者の方が見積りに見えますので、その見積り結果と比較検討させて頂いてからお返事させて頂きます」と答え、一度お引き取り願いましょう。
「即決して頂ければもう少し料金を勉強させて頂くことができます」と言われても、決して即決してはいけません。
訪問見積りが全て終了してから、各業者の料金・サービス・保証内容を比較しなくてはならないからです。
全ての訪問見積り終了後、電話で「他の業者の方にお願いすることに決めました」とお断りの電話をしましょう。
注意して頂きたいのですが、ネット一括見積りと訪問見積り時の料金があまりにも違い、その根拠が明確でない業者はぼったくりであると考えて間違いありません。
強引に契約を迫ってきても決して流されず、「この後にも他の業者の方が見積りに見えますので、その見積り結果と比較検討させて頂いてからお返事させて頂きます」と答え、お引き取り願いましょう。
流されてしまい、損をする引越しをすることのないように注意をしましょう。
一括見積りの結果、料金が一番安い業者にお願いをしようという事になりました。
その理由は、引越費用の節約ということと、引越し日をお互いに2~3日ずらして手伝い合うことができる安心感からです。
一番安い料金を提示して頂いた、地域密着型の業者の方に依頼をしようという事になったのですが、『追加料金発生の可能性も高い』という連絡が後からあったため決断に迷いが生じていたところに、電話での見積金額の確認の時点で一度お断りした大手引越業者である、アリさんマークの引越社の営業の方から再び電話がありました。
他の業者に依頼を決めたので結構ですと再び御断りをしようとしたのですが、その業者よりも安くしますからと食い下がられました。
交渉したところ閑散期であったという事もあり、最安値の地域密着型業者の見積料金よりも3千円ほど安い見積金額を提示されました。
ならば……ということで、強引さや後出しジャンケンのような不快感を感じましたが、アリさんマークの引越社に依頼をすることにしました。
実際に荷物を見てみないと正確な金額は出せないという事であったため、訪問見積りをお願いをしました。
その際に他業者の悪口を言う、自社の優れている点を自慢する様子が見られ再び不快な感じを受けました。
さらに電話の時と話が違い、最安値を提示した地域密着型の業者の料金と同額と言い出しました。
これはあんまりだと思い流石の私もやや感情的になり、契約はしません、お断りしますと話しました。
すると、料金はこれ以上は下げられませんが、本来ならば有料である防震対策オプションなどを無料で付けますからと言い包められ、渋々契約を行ないました。
当日の作業スタッフは2名の男性でした。
作業前に挨拶に来られた30代と思われるリーダーの方の対応は良かったのですが、もう一人の20代前半のアルバイトと思われる作業スタッフの方からは挨拶もなく、段ボールをドスンと置いたりと、荷物の扱いも丁寧とはいえるものではありませんでした。
また、汗の臭いと履き潰された靴の汚れはとても気になりました。
引越し後しばらくして気付いたのですが、冷蔵庫の側面に5cmほどのスリ傷がついていました。
壁側に面しているため目立たないといえば目立たないのですが、以前には無かった傷であることは間違いありませんでした。
数年使っている冷蔵庫であったためクレームの連絡はしなかったのですが、新品の冷蔵庫でしたら私でもクレームは付けていたと思います。
彼が付き添いでいたため少しは見守り効果があったのかもしれませんが、もし私だけだったら、もっとぞんざいな対応・荷物の扱いをされていたかもしれません。
ただ、この件だけで一概にアリさんマークの引越社の質が悪いとは言うことは出来ません。
大手であればあるほど抱える社員(アルバイト)数が多くなるため、作業員全員が質の良いサービスを提供しようと思って働いているわけではないと思われるからです。
沢山の口コミをチェックして感じたことは、残念なことですが『運』の要素も大きいという事です。
アリさんマークの引越社は大手であるため、クレームの連絡をしていたならば、それなりの対応(荷物破損時の保証など)はしてくれたと思います。
ただ、これは推測でしかありませんが。
勉強になったと思う事は、引越し業者の当たり外れは運に左右されてしまう部分もありますが、より安心・快適な引越しの可能性を高めるためには、業者決定の際には料金以外に、営業の方の対応・口コミ・サービス内容・保証(補償)内容を総合的に吟味して、コストパフォーマンスの一番高いと思われる業者を選択するという事です。
【保証(補償)】について詳しく知りたい方はこちら。
⇒引越しトラブルで泣き寝入りをしないために知っておくべき・確認すべき【保証(補償)】について。
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そんな方にオススメな引越し見積りサービスがあります。
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