私の引越し遍歴③「レディースパックはお勧めのサービスです」

Woman is holding a packed moving box. She is preparing to move or unpack the box. The is wearing a light green blouse. focus in on the cardboard box. The box is uses with tape on it.

 

チヒロ

引越し歴5回、一人暮らし歴11年目のアラサー女子「チヒロ」です。

この記事では、

①女性には不向きとされている「(戸建の)一階のお部屋」に住んだ経験談。

②単身女性の引越しにお勧めな「レディースパック」を利用した経験談。

二つのことについて詳しく書いています。

見知らぬ男性にお部屋の中に入られたくない女性の方には、アート引越センターのレディースパックはオススメですよ!

 

3回目の引越し

理由
隣接する部屋からの騒音から逃れたかった。休日や退社後も職場の人間関係に関わりたくなかった。

物件
築約30年の木造平屋リノベーション戸建て物件(女性専用物件)

家賃
6万5千円

間取り
2K(洋室6畳+和室4.5畳+キッチン3畳・風呂トイレ別)

その他
独立洗面台・ウォークインクローゼット・二口ガスコンロ

滞在期間
2年

 

利点

木造でしたが戸建てであるため生活音などの騒音問題がほとんどありませんでした。

(注)戸建物件には騒音問題が全くない訳ではありません。引越前に調べたところ、戸建でも建物同士が近接している場合には、隣の家のTVの音や話し声、子供の泣き声等が結構聞えるそうです。

戸建の場合も、隣接する戸建との距離・サッシの遮音性など、下見時にチェックするようにしましょう。

私の場合は大家さんご夫婦が隣の二階建の戸建に住まれていたのですが、建物の間が5メートルほど離れていたため、双方が窓を開けている場合はTVの音や掃除機をかける音が聞こえることはありましたが、物静かなご夫婦であったためか、話し声が聞こえることはほとんどありませんでした。

 

問題点

自宅から最寄りの駅までのアクセスが、バス停まで徒歩5分、バスに乗り15分と通勤時間が増大してしまうという難点がありました。

また、終バスが22時台と早い時間帯であったため、飲み会などで帰りが遅くなり終バスを逃してしまうと、タクシー(1500円前後)という選択肢しかありませんでした。

徒歩で約45分という歩いて帰れない距離ではなかったのですが、途中暗い路地を通らなくてはならないなどの不安要素があったため、昼間に散歩で2~3回歩いたことがあるだけでした。

物件の近くに大きな公園があったため、たまに夜中に集まって騒ぐ人たちがいたり(夏の花火など)、早朝に公園内に犬を放して遊ばせる方々がいて、犬の吠える声で目を覚まされることがありました。
ですが、これも以前の騒音問題に比べれば我慢できる範囲内ではありました。

ただ、音に関して敏感な方は、公園・幼稚園・学校などの公共施設に近い物件は避けた方が良いと思います。

盗難事件に計3回(自転車を1回・洗濯物を2回)あうという事があり、治安はあまりよくはありませんでした。

自転車を道路に面したところに置いていて、チェーンキーを使用するなどして二重に鍵をかけていなかった、天気がいいからと外に洗濯物を干して外出してしまったという、私の落ち度があるとも思うのですが、交番などが近い治安のよい物件でしたら、このような嫌な思い、怖い思いをせずに済んだのだと思います。

 

不動産業者

とにかく失敗をしたくないという思いが強く、初回の物件廻りですぐに決めてしまう様な軽率な行動は慎みました。
まずは経験を積むため、勉強をするために寮の近くにあった大手不動産業者、大○建託に足を運びました。

色々な物件を実際に目で見る、体感するという意味で大まかな間取り(1R~2Kぐらい)と、希望家賃(6万円前後)という条件のみを提示して紹介をして頂きました。

担当して頂いた方は明るい感じの、同世代と思われる女性スタッフの方でした。
同性であるというだけで、緊張がほぐれるような感じでした。紹介して頂いた物件は2Kの木造・ALCアパートとRCの1Rマンションでした。

その中から、1件の2K木造アパートと、1件の2KのALCアパート、2件の1RのRCマンションの計4軒を選択し物件を回りました。

一軒目の木造アパートは家賃が5万5千円ぐらいでした。最安値の家賃ではあったのですが、そのアパートにマンションが隣接していたため、以前住んでいた木造アパートよりも日当たりが悪く、室内は薄暗くてかび臭い感じがしました。

2階の角部屋だったのですが隣の部屋との境である壁を叩いたところ、非常に軽い音がしたため薄いという事が分かりました。

営業の方が女性スタッフであり気さくな感じの方であったため、この物件の壁の薄さと防音性について質問したところ、「音を気にするような方にはお勧めできません」という正直な答えを頂きました。

木造は騒音問題に悩まされる確率が非常に高いため、物件選びの選択肢の中にはありませんでしたが、勉強の為に見ておこうという感じでした。

二軒、三軒目は6万円台のRC(鉄筋コンクリート構造)、1R(ワンルームマンション)でした。どちらも追い炊き機能なしのユニットバスでした。

基本的に家で過ごすことが好きで、お風呂にゆっくりと入りたいタイプである私には、RC構造で遮音性は優れているとしても、1Rの居住空間の狭さ、圧迫感、ユニットバスという浴室環境には耐えられないと思いました。

最後の四軒目は、7万越えのALCアパート新築物件でした。紹介された部屋は2階の角部屋でした。

流行りのオシャレな外観、オールフローリングで天井も高く、浴室乾燥機・独立洗面台・ウォークインクローゼット付。
対面カウンターキッチン、3口IHコンロでキッチン周りの掃除が楽。

オール電化で夜間電力でお湯を沸かして貯湯しておけるためガス代がかからず、光熱費の節約になると良いとこ取りの物件で、借りて損はないという説明でした。

正直少々心が揺らぎましたが家賃の高さと共に、やはりALC物件の遮音性が気になりました。

その部屋は外階段に隣接した部屋であったため、私が部屋にいて営業の方に階段の上り下りをして頂くようお願いをしました。
結果、壁や床から思っていた以上に足音が伝わってくる、響くという事が分かりました。

その時は昼間だったのですが、昼間でこれだけ気になるのだから、夜間ベッドに横になった時などにはもっと大きな音として感じられるだろうと思いました。
その時点で私の中ではNGでした。

案内をして頂いた営業の方は女性で親切な方だったのですが、店舗に戻ってからも四軒目のALC物件を強くお勧めする話をされました。

ですが、流されて契約をして後悔するのは嫌だったので「もう少し考えさせてください。
お願いをすることになりましたら、コチラから連絡させて頂きます」とお断りをして店舗をあとにしました。

不勉強なため後から知った事なのですが、不動産業者の物件回りの手法として、一番条件の良くないと思われる物件を最初に回って紹介し、最後に業者が一番借りて欲しい物件を紹介する、というものが定石なのだそうです。

女性としては不快な表現方法ですが、不動産業界では「ブス・ブス・美人」の法則というものがあるそうです。
先に「ブス=あまり良くない物件」を内見に案内し、最後に「美人=お勧め・借りて欲しい物件」を内見に案内するというものです。

人は最後に見たものの印象が最も強く残るため、一番お勧めの借りて欲しい物件を最後に案内するという事です。
相手(営業の方)の手口を知っているだけでも対処の仕方は違ってきます。
くれぐれも不動産業者の方の手口にのってしまわないように気を付けましょう。

 

この物件廻りの経験を活かし、不動産業者訪問時に事前にパソコンで作成した希望物件内容用紙を作成し、持参することにしました。その大まかな内容は以下の通りです。

 

・遮音性の高い物件。

・ALC、RCのアパート・マンションの場合は最上階の角部屋。

・木造アパート、1Rマンションは希望しない。

・希望家賃:6万前後。

・治安が良い地域(交番などが近くにある)。

・間取り:2K(風呂・トイレ別)

・独立洗面台付(ウォークインクローゼットはできれば希望。浴室乾燥機・IHは理想)

・日当たりが良い。

・物件の管理業者の対応がしっかりしている。

・最寄駅まではバスで10分圏内。
=最寄駅から徒歩5分圏内が理想ではあるのですが、私の払うことのできる家賃・求める条件では、まずそのような物件を見つけることは出来ませんでした。

・スーパーかコンビニが徒歩5分圏内にある。

・築年数は10年以内。

 

私自身でも客観的に見て多くを求めすぎている、厳しすぎる条件だという事は分かっていました。

ですが、あとから後悔しないためにも、まずはこの条件からはじめようと思いました。

その後4~5軒の不動産屋を訪問しお話しをききました。ですが、なかなかこの条件をすべて満たす物件はありませんでした。
ある業者の方には、都内でこの条件をすべて叶える物件を見つけるのは難しいですよ、と言われてしまいました。

ですが、後悔はしたくない。
納得いく物件を見つけるまでは頑張るのだと心に決めていました。

ネットの賃貸不動産物件検索でも探していたのですが、ある日【木造平屋リノベーション戸建て物件】というものが目に入りました。

【木造】という項目をそれまで除外して検索していたのですが、その時はたまたまその作業を忘れていたため、ヒットした物件でした。

築三十年と古い物件なのですが、リノベーション(既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して、性能を向上させたり付加価値をあたえること。
分かりやすく言いますと、綺麗に快適に生活ができるように改修されている物件という事です)されていました。

サイト上の写真を見る限りでは、外観も内装(水回りは新品で、独立洗面台・ウォークインクローゼット付)もとても綺麗なものでした。
家賃は6万5千円とやや高目ですが、許容範囲内ではありました。

ですが、現物を見てみないと話は始まりません。
内見をするためこの物件を取り扱っている地域密着型の不動産業者に連絡を入れました。

物件を案内して頂いた営業の方は若い男性の方でした。
もう少し強く勧めてもいいのでは? と思えるほど謙虚な方でした。なので急かされることなく、じっくりと見学をすることができました。

30分程見学をして『これが私の求めていたお部屋だ。ここに決めよう』と私の意志は固まりした。

この物件に決めようと考えている旨を営業の方に伝えると、駅へのアクセスがあまりよくない事、平屋戸建物件はマンションやアパートの一階と同じような条件であるため湿気が溜まりやすく、防犯の面でも敬遠される方もいるということを話されました。

事前にネットで調べその件を了解していることを伝え、店舗に戻り契約することとなりました。

関連記事:女性がお部屋探し時にチェックすべき96項目を徹底解説!①【見学前】

 

引越し業者の対応(レディースパック利用)

アート引越しセンター
(料金:3万7千円【閑散期・移動近距離】)

前回2回の苦い経験を生かし、今回こそは安心して快適な引越しができるよう情報収集に努めました。

その過程で業者の中では特に評価の高い、アート引越しセンターのサイトの中でレディースパックという言葉を見つけました。

情報収集の過程で「女性限定引っ越しサービス」「女性向け引越しサービス」があるという事は知っていました。
また、どのようなサービス内容であるのかという事も大体は理解していました。

ただ、アート引越しセンターのレディースパックが他の女性向けサービスと違う点は、訪問見積りに来る営業の方から、作業を行うスタッフの方まで全員が女性であるという点です。

(注1)女性だけでは運ぶことのできない重い荷物や、特殊な運搬(ピアノや大きな家具など)方法が必要となる場合は、一部男性スタッフが作業を行う事になります。

(注2)現在は女性スタッフのみで引越作業を行う引越業者が他にもありますし、徐々に増えてきています。

(注3)この時点で『引越し一括見積り』というサービスがあるという事を知ってはいたのですが、この時の私は引越費用を抑える事より今までの苦い経験から、アート引越しセンターのレディースパックの魅力に惹かれていました。

ネットで口コミを調べていたところ、料金は高め(レディースパックの料金が高いという訳ではなく、サービスの質の高さを売りにしている、大手のアート引越しセンター自体の料金が高目であるということ)だけれど、単身女性の引越しにはオススメであるという意見が多く見られました。

私の意志は固まり、訪問見積の依頼を行ないました。

見積金額はやはり高目でした。
有名な大手引越し業者であり、サービス・保証(補償)の質の高さに定評があるためだと思われます。

サービスの質の高さに期待をしていながらも、やはりできるだけ引越し費用を安く抑えたいという思いから、訪問見積りに来られた女性の営業の方に値引き交渉を行ないました。

営業の方が落ち着いた感じの女性であった事と、契約を促す強引さや駆け引きトークのようなものがあまり感じられなかったため、値引き交渉もスムーズに切り出すことができ、嫌な雰囲気にはなりませんでした。

交渉の結果、3千円ほど安く(4万円⇒3万7千円)して頂けました。
他の業者でしたら、正直もっと値引きをして頂けたと思います。ですがそこは安心と快適さを買うのだと思い、自身を納得させることにしました。

ちなみに、レディースパックだからと言って特別金額が高くなることはありません。
また、アート引越センターの提供する、各種割引サービスも併用可能です。
詳しくはこちらに書いてありますので、興味のある方、詳細を知りたい方はお読みください。

関連記事:レディースパック・女性限定サービスについてもっと詳しく知りたい方ははこちら。

⇒『レディースパック&女性限定引っ越しサービス』について分かりやすく説明しています。

 

アート引越しセンターのレディースパックを利用しての感想は、一言でいえば『今までにない満足感』でした。

私の場合は特別重い荷物もなかったため、女性の作業スタッフ2名のみで作業を行ないました。

フリー便での依頼であったため、午前中に一軒引っ越しをこなされてからの作業でしたが、女性スタッフの方からは疲れた様子も感じられず、荷物の扱いはもちろんの事、私に対してやスタッフ同士の声掛けも丁寧でした。

引越し先の新居に上がる前に、キレイな靴下に履き替えるという清潔さへの心配りもありました(潔癖傾向である私には非常に嬉しいサービスでした)。

また、冷蔵庫やソファーなどの置き場所の確認はもちろんの事、そこに置くことによって生じる不便や利便性についての説明も丁寧で、素晴らしい心配りだと思いました。

女性スタッフのみのメリットを選ぶか、料金の安さを選ぶかはcase by caseであると思います。
男性作業スタッフを否定しているわけではありません。
男性作業スタッフの方でも親切で仕事が丁寧な方も沢山いますし、社員教育がきちんと行われている業者も沢山あります。

レディースパックや女性限定サービスもあるのだという事を知っておいて頂いて、選択肢の一つとして考えて頂ければと思います。

私の引越し遍歴④「注意が必要な同棲とペット飼育可物件」に続きます。

2017年版】女性にオススメな引越し見積りサイトランキングBest8+α

 

 


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