女性がお部屋探し時にチェックすべき96項目を徹底解説!③【室内】(1)

こんにちは。
引越し経験5回、一人暮らし歴10年目のチヒロです。

今回は、安心・安全な一人暮らしをするために、お部屋探し時の【室内】のチェックすべきポイントを“女性の視点に立って”徹底的に解説してみました。

室内はチェックポイントが多いため、2記事に分けました。
この記事は室内編の(1)になります。

解説を簡潔にまとめた「チェックシート」も作成しましたので、ぜひ活用してみて下さい。

⇒【お部屋探しチェックシート】(印刷してお使いください

チェックシートをご利用される前に、それぞれの項目についての解説を読んで頂いた方が、より効果的にチェックシートを活用することができると思います。

それでは、よろしくお願いします。

 

【室内】①

間取り(1R・1K・1DK・1LDK・2K)

女性の一人暮らしには「1DK」か「2K」がオススメです。

理由は「ある程度の料理スペースが確保できる」からです。
1Rや1Kの場合は、料理スペースの確保は厳しい場合が多いです。

 

内装

・フローリング、柱、玄関、ドア、窓に目立つ傷はあるか。
・和室の場合はふすま、畳が新調されているか。

傷や汚れが気になる場合は必ずスマホなどで「写真」をとって記録しておきましょう。
この作業をすることによって、退去時に傷責任の所在で揉める事がなくなります。

また、お部屋を案内していただいている業者の方にも「女性だから」となめられにくくなります。

 

付属設備

・まず、各設備が正常に動くか、破損・汚れはないかを確認しましょう。

・エアコン、照明器具は付属設備か。
基本的には付いていますが、ない場合は買い揃える必要があります。
交渉次第では入居の条件として「エアコンをつけること」という事なども可能です。

・コンロは(IH・ガス)、何口(一口・二口・三口)か。
理想はIHの三口ですが、ガスの二口でも自炊には十分です。
ただ、「一口の電気コンロ」(IHではありません)だけは避けた方がよいです。
自炊には不向きです。

・給湯器は追い炊き機能付きか。
お風呂に追い炊き機能がないと、落とし込みで浴槽にお湯を貯めることしかできません。
寒い冬場は不便です。

・ドアフォンは「テレビ型」か。テレビ型でない場合は交換可能か。
来訪者を見て確認できるため防犯面で重要です。
テレビ型ではない場合は、交換を条件に契約することを交渉してみましょう。
入居前ならば無料で交換して頂ける場合もあります。

 

日当たり

・日当たりを遮る高い建物が窓の外にないか。
一般的には南向きが良いとされています。
ですが、南向きでも窓の外がすぐ「隣のマンション」などである場合は、日光が遮られてしまいます。

日が当たったとしても、朝の短い時間だけで、昼間でも電気を付けなくてはいけないなどという事も考えられます。
そのような状況は不経済なだけではなく、精神衛生上も良くありません。

 

天井

・高さはどうか。
天井が低いと圧迫感があり、精神的なストレスとなります。これは想像以上です。
床から天井までの高さが「230㎝」以上が理想です。

・天井にシミがあるか。
ある場合は「雨漏り」「配管の水漏れ」「上階の住人の水漏れ」が考えられます。
住んだ後の水のトラブル、カビに悩まされる確率も高くなるため、避けた方がよい部屋です。

 

カビ・結露

「カビ」「結露」のチェック場所
空き家でクリーニングされた後の部屋でも、「カビ」「結露」の痕跡をチェックすることができます。

・玄関のドア(水が垂れたような跡はないか)。
・窓、サッシの四隅
・部屋の天井付近の四隅
・浴室の四隅、ゴムパッキン部分
・壁紙の一部が盛り上がっている、はがれそうになっている

カビ、結露のリスクが全くないという部屋はありません。
ですが、部屋に住む前から、そのリスクが強く感じられる部屋はNGとして良いでしょう。

一階の部屋は防犯の面以外にも、地面からの湿気の影響を直接受けるため、「カビ」「結露」のリスクが高いので注意が必要です。

 

窓からの眺め

・高い建物で視界が遮られないか。
窓を開けたすぐそこにマンションなどが立っていると最悪です。
日当たりが悪いため部屋の中が暗くなるだけではなく、精神的な圧迫感も強いです。

・外から部屋の中がのぞかれることはないか。
昼間カーテンを開けていることができないと、掃除もままなりません。
とくに女性の場合は防犯面からも注意が必要です。

 

ドア・窓

・建て付けの確認。
実際に何度か開け閉めをして、スムーズに動くか、音はしないかを確認しましょう。

・窓の場所の確認
浴室、トイレ、キッチンに窓があると換気に重宝します。

 

水回り

・水圧の確認
水圧が弱いとシャワーの時には洗い流すときに不満感が強いです。
浴槽にお湯を溜めるとき、洗濯の時には時間がかかってしまいます。
マンションの高層階ではとくに注意が必要です。

・排水状態の確認
浴室でシャワーを使い実際の排水状態を確認してください。
排水がスムーズにおこなわれないようであるならば、配管の問題・排水管のつまりが考えられます。

・水漏れの確認
シャワー使用時のホース・シャワーヘッドの接続部分、トイレを流した後の貯水タンクへの給水時の配管の接続部分などの「水漏れ」をチェックしましょう。

 

電気

・20Aか30Aかの確認。
一人暮らし用のお部屋の場合、このどちらかであることがほとんどです。

男性か節約家の女性の場合は20Aでも良いかもしれませんが、一般的な女性の場合は「30A」を選べば間違いありません。

20Aだと「電子レンジ+ドライヤー」「エアコン+ドライヤー」の使用で、ブレーカーが落ちてしまう確率が高いからです。

ただ、20Aと30Aとでは月額利用料に差が出てしまいます。
といっても、300円前後ですので快適さを考えた場合「30A」を選択すべきだと思います。

A(アンペア)数を変更したい場合は、入居前に不動産業者の方に申し入れましょう。

 

TV端子・コンセント

設置位置の確認をしましょう。
とくにTV端子のある場所でテレビの置き場所、家具の配置が決まってくるので確認が重要です。

別売りの「延長TVアンテナコード」を利用すれば、だいたいの場所へはテレビの設置は可能です。
ただ、アンテナコードの配線の手間がかかってしまう、コードが邪魔になるというリスクは考えられます。

生活するうえで電気の使用はかかせません。
電気を使用する電化製品として、少なく見積もっても、

・冷蔵庫
・洗濯機
・電子レンジ
・テレビ
・パソコン
・(パソコンの)ルーター
・Blu-rayレコーダー
・ドライヤー
・スマホの充電
・冷暖房機器用

などがあります。

そのためコンセントの数は3口などと極端に少ないととても不便です。
また、たこ足配線をおこなうと定格以上の電流が流れることによって発熱し、場合によっては火災の原因にもなりかねません。

火災までにはならないとしても、たこ足配線は電気コードがゴチャゴチャとしてしまい見栄えが悪いです。
それに、掃除の時にとても邪魔になります。

コンセントの数は見過ごされがちですが、住んでから困らないために必ず確認しましょう。

 

玄関

・鍵の種類の確認
新築・築浅のアパートやマンションでない場合、玄関の鍵は全国6割の普及率をほこる「U9シリンダーキー」である場合が多いです。

 

この鍵は「ピッキングですぐに開けられてしまいます」。

なので、このようなタイプの鍵の場合は契約の条件として「ディンプルキー」への交換を不動産業者の方にお願いしてみましょう。

ディンプルキー

現在私が住んでいるマンションは、内見時はU9シリンダーキーでした。
入居条件の一つとしてディンプルキーへの交換を交渉したところ、無料でおこなって頂けました。

入居後に交換をお願いすると「2万円前後」の費用が請求されてしまいます。
必ず「入居前」に交換をお願いしてみましょう。

・シューズボックス
女性の場合はシューズボックスの大きさ、収納のタイプについての確認は必須事項です。
その理由は、女性は男性よりも丈の長い「ブーツ」を履く確率が高いからです。

冷え症の女性にとって、ブーツは冬のマストアイテムです。
ですが、春~夏にかけては必要のないアイテムであるともいえます。

このブーツを履かない期間にシューズボックスに収納することができないとなると、玄関が狭くなるだけではなく見栄えが悪いですし、ブーツも傷みやすくなってしまいます。

なので、ブーツが収納できるタイプであるか、余裕をもった収納スペースがあるシューズボックスであるかの確認は重要です。

 

キッチン

・コンロのタイプの確認
コンロはガスなのかIHなのか。
IHは掃除がとてもしやすいのでオススメですが、家賃は高目になってしまいます。

ガスコンロ、IHに関わらず、2口以上である事が望ましいです。
正直1口コンロでは自炊は無理ではありませんが、不便で手間暇ともかかってしまいます。

・調理スペース
コンロが2口で、シンクもそれなりの大きさがあっても、調理スペースがない!という場合も少なからずあります(一人暮らし用の1R・1Kのお部屋の場合は特に多いです)。
必ず「まな板が置けて調理できるか?」確認をしましょう。

↑(NG例)調理スペースがありません。

 

・冷蔵庫置き場
冷蔵庫置き場の大きさは必ずメジャーで計り、スマホやメモ帳に記録しておきましょう。
新たに冷蔵庫した冷蔵庫が置き場に入らない!という事ならないために、必ずチェックをしておきましょう。

冷蔵庫のドアは「右開き」「左開き」「両(左右)開き」「観音開き」の4タイプが基本です。

置き場の右側が壁なのに、ドアが左開きだととても不便(内を見るのにドアが邪魔になってしまう)です。
冷蔵庫新たに購入する場合、「ドアはなに開きが最適か?」という点もチェックしておきましょう。

 

関連記事:女性がお部屋探し時にチェックすべき96項目を徹底解説!④【室内】(2)

 


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