女性のお部屋探し時にチェックすべき96項目を徹底解説!①【見学前】

 

こんにちは。
引越し経験5回、一人暮らし歴10年目の「チヒロ」です。

今回は、安心・安全な一人暮らしをするために、お部屋探しの時にチェックすべきポイントを“女性の視点に立って”徹底的に解説してみました。

解説を簡潔にまとめた「チェックシート」も作成しましたので、ぜひ活用してみて下さい。

 

女性の一人暮らしで、はじめてのお部屋探し。

「家賃はどれぐらいが平均なの?」
「お部屋の広さはどれぐらいが理想?」
「トラブルに巻き込まれにくい物件てあるの?」
「なにを、どんなふうにチェックすればいいの……?」

いろいろと分からないことばかりで不安ですよね。

そんな方々が安心してお部屋探しができるよう、私の経験から「女性の一人暮らしのお部屋で必ずチェックすべき」ポイントを、

【見学前】
【立地】
【防犯面】
【物件管理】
【室内】

の5つの視点から96項目集めました。

チェックシートは不動産屋訪問時、お部屋見学(内見・内覧)時に持参できるようこちらに用意してあります。

⇒【お部屋探しチェックシート】(印刷してお使いください

 

チェックシートをご利用される前に、それぞれの項目についての解説を読んで頂いた方が、より効果的にチェックシートを活用することができると思います。

それでは、よろしくお願いします。

 

 

お部屋見学前

お部屋見学(内見・内覧)の予約をする前に、事前にチェックしておくべき・知っておくべき項目をあげました。
お部屋探しの基本なので、ここからはじめましょう。

 

家賃

お部屋選びの大前提となるのが「家賃」です。
20~30代の女性の一人暮らしの家賃の平均金額は「7万円前後」です。

一般的には、家賃は収入の1/3以下、できれば1/4以下が望ましいといわれています。
ですが、なかなかそうはできないのが現状です。

女性の平均年収は、

20代前半  231万円
20代後半 297万円
30代前半 301万円
30代後半 293万円

出典:国税庁 平成26年分民間給与実態統計調査P19

となっています。

となると、家賃は(年収の1/4~1/3)

20代前半 4万8千円~6万4千円
20代後半 6万2千円~8万3千円
30代前半 6万3千円~8万4千円
30代後半 6万1千円~8万1千円

ということになります。

 

私の場合は月収手取り20万円前後です。
現在住んで切るRC構造のマンションの家賃は「7万円+管理3千円」です。
友人のほとんどは家賃+管理費7万円以下のお部屋に住んでいます。

ですが、私の場合は家賃が高くなってしまうのは仕方がないことだと思っています。

音に敏感な神経質な性格であるため、選ぶお部屋は「遮音性が高い構造」=「RC構造のマンション・最上階・角部屋」になってしまうからです。

節約をする上で家賃を安く抑えるのは重要なことです。
ですが、安い家賃でも騒音問題に悩まされるようなお部屋は私には絶対にムリです。

音があまり気にならない、友人達のような大らかな性格の方であれば、家賃を抑えるために木造のアパートを選択することもありだとは思います。

ですが、私にはオススメできません。

 

 

構造

一人暮らし用のアパートやマンションなどの集合住宅の構造は大きく分けて、

・RC(鉄筋コンクリート)
・ALC(鉄骨ALC造)
・S造(重量鉄骨造)
・S造(軽量鉄骨造)
・木造

の5種類になります。

・基本的に家賃が高い順は: RC>ALC>S構造>木造です。
・また、基本的に遮音性が高い順も: RC>ALC>S構造>木造です。

家賃を安く抑えることを考えると「木造のアパート」が選択肢にあがると思います。ですが、私はオススメしません。
理由は構造上「騒音」に悩まされる確率がとても高いからです。

はじめての一人暮らしの時に、家賃を安く抑えるために木造アパートに住んだことがあります。
木造は構造上音が響きやすい=音が筒抜け状態であるため、隣接する部屋からの騒音にはひどく悩まされました。

関連記事:私の引越し遍歴①「自身の未熟さを痛感しました」

なので、家賃は高くなってしまいますが、最低でもALC構造、理想はRC構造のマンションを選択することを強くオススメします。

 

専有面積(『㎡』は『平米』と同じ意味です)

はじめてのお部屋探しでは、どれぐらいの広さのお部屋『専有面積:㎡=平米』を選べばいいか全く分かりませんよね。

実家暮らしでは自分のお部屋の広さが何畳かは分かっていても、「なん平米か?」などということは考えた事がなかったと思います。

まず、基礎知識として知っておいて頂きたいのが「専有面積が○○㎡だと、間取は○○」という決まりは「ない」ということです。

ただ、大体の目安としては以下のようになっています。

 専有面積  間取
 25㎡以下 1R・1K
 25~30㎡ 1R・1K・1DK
 30~35㎡ 1DK・1LDK・2K・2DK
35~40㎡ 1LDK・2K・2DK

 

では、一人暮らし用のお部屋では、どれぐらいの広さ『専有面積:㎡=平米』をえらべばよいのでしょうか。

20~30代の一人暮らしのお部屋の専有面積の平均は「27.4㎡」だそうです。
目安としては「7~8畳お部屋+キッチン」=「1K」という感じです。

一般的にはこれぐらいの広さ=専有面積で問題ないでしょう。

ちなみに、ペットと同居をしていて荷物が多めの私は、専有面積「36㎡」・間取り「2K」・家賃「7万円+管理3千円」の「RC構造」のマンションに住んでいます。

家賃は高目ですが、コストパフォーマンスは高いお部屋なので満足しています。

 

間取

女性の一人暮らしの間取りの選択肢は、

1R(ワンルーム)、1K、1DK、1LDKの4種類だと思います。

・1R

・1K

・1DK

・1LDK

 

 

家賃が安いため1Rを考えられる方もいるかもしれませんが、女性にはオススメできません。

 

1Rはこのように、キッチンと部屋との仕切りがない構造(だから「ワンルーム」)です。
ということは、玄関から部屋の中が「まる見え」になってしまう、ということになるのです。

これは防犯上よくありません(部屋の中の状況が見られてしまうため)。
また、部屋の中を宅配業者の方などにのぞかれるのって、気持ちがいい事ではありませんよね。

また、部屋とトイレとが隣接しているため、彼氏や友人が遊びに来ている時は「音」が気になってしまいます。

このような理由から女性にお部屋選びの間取には、1Rは除外すべきだと思います。

一般的な女性の一人暮らしでは、1K・1DK・1LDKの3種類に中では「1DK」がオススメです。理由は、

・キッチン(食事スペース)と寝室と分けることができる(臭いが移らない)。
・1Kよりもキッチンスペースが広く自炊がしやすい。
・1Kよりも収納スペースが広い。
・D(ダイニング)も一つの部屋として活用できる。
・トイレなどの水回りと各部屋が離れているため、友人や彼氏が部屋に遊びに来ている時に「音」を気にしなくて済む。
・学生が住む割合は低いため、騒音問題などのトラブルに巻き込まれる確率が低い。
・ゆえに、コストパフォーマンスが高い。

ということからです。

私が個人的にオススメなのは「2K」か「2DK」です。

・2K

 

・2DK

 

 

 

ただし、
2Kの物件は数が少なく、築年数が古いものが多いのが難点です。
2DKは家賃が高くなってしまうのが難点です。

最近では築年数が古い物件でも、女性や若者向けにリフォームor(*)リノベーションされている物件も増えてきているので、「2K」物件を探してみる価値もあると思います。
掘り出し物が見つかるかもしれません。

*リノベーションとは?
リフォームよりも大規模におこなわれる改修工事のこと。
物件の既存の骨格(構造)だけを残し、用途や機能を変更して性能を向上させたり価値を高めたりする。

家賃にかけられるお金に余裕がある方の場合は、「2DK」を選択肢に入れてみるのもいいと思います。
内見してみると分かりますが、1Rや1Kのお部屋と比べると、広々としていてお部屋から受ける圧迫感がなく、収納のスペースが全然違います。

 

 

築年数

女性の場合、築年数で最も選択されるのが「築10年以内」の物件です。

男性の場合は「築20年以上でも家賃が安ければかまわない」ということもあります。
ですが、女性の場合は築10年以内あるいは築5年以内の「築浅」物件が選ばれる傾向にあります。

その理由は、

・セキュリティーの面などが安全そう。
・水回りなどの設備がキレイそう。
・デザインが古臭くない。

という意見が多く見られます。

 

では、築10年以上の古い物件が敬遠される理由は、

・「虫」に悩まされそう。
・水回りなどの設備が劣化していそう。
・地震の時に怖い(耐震性が低そう)。

という意見が多く見られます。

 

私が50以上のお部屋(物件)を内見してきた経験からいえることは、築10~15年ぐらいのお部屋がオススメであるということです。

現在(というか、今後も)の集合住宅事情は「部屋余り状態」=「借り手市場」であるのが現状です。
大家さんは安定した収入を得るために空室を埋めたい=お部屋を借りて欲しいのです。

そのため、多くの場合は住人退去後のお部屋はキレイにクリーニングされるだけではなく、場合によっては大々的にリノベーションされることが増えてきています。

なので、築10~15年のお部屋であっても、(外見は古く見えても)お部屋の中は見違えるようなキレイさと、最新の充実設備を兼ね揃えていることがあるのです。

具体例として、リノベーションされた築13年のマンションのお部屋に「3口IHコンロ」「新型エアコン」「シャワー付き独立洗面台」、場合によっては「浴室乾燥機」付のものまであります。

女性にはとくに気に掛かるセキュリティー設備も「オートロック」「防犯カメラ」「テレビモニター付きインターフォン」が完備されているものもあります。

新築・築浅物件は「それだけ」で家賃が高くなっているものが有ります。
つまり、「立地」「構造」「設備」などがさほど充実していない=家賃に見合わない物件、ということもあり得るのです。

なので、築10~15年の物件も選択肢に入れ、実際にお部屋見学(内見・内覧)をしてみましょう。
お手ごろな家賃でキレイで設備が充実している、「掘り出し物」のお部屋が見つかるかもしれません。

 

4階以上

女性の一人暮らしにおいて、よく「2階以上」がお部屋選びの基本であるという言葉を目にすると思います。

確かに、1階は2階以上のお部屋よりも侵入しやすいことは事実です。
1階のお部屋は家賃が安くても、女性の場合は厳禁です。

ならば、2階以上であれば安心なのでしょうか? 決してそんなことはありません。

警視庁:侵入窃盗の発生場所別認知件数(平成27年)

警視庁発表のデータによると、侵入窃盗の発生場所は「3階以下」で12.9%、「4階以上」で「4.6%」となっています。

3階以下と4階以上とでは2倍以上の侵入窃盗の発生率に差がある、ということになります。2~3階でも犯罪発生率は高いのです。

女性の場合は「4階以上」のお部屋が、防犯面から考えると理想ということになります。

ただし最上階は屋上からロープを垂らして、ベランダから侵入する「下がり蜘蛛」という侵入手口があります。最上階だからと気を緩ませず、戸締りと防犯設備への注意が必要です。

 

⇒【お部屋探しチェックシート】(印刷してお使いください

 


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